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緑茶カテキン摂取が血中アディポネクチン値に与える影響 : ランダム化比較試験

研究課題

研究課題/領域番号 19659157
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関東北大学

研究代表者

栗山 進一  東北大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (90361071)

研究分担者 藤田 和樹  大阪大学, 大学教育実践センター, 准教授 (00361080)
中谷 直樹  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (60422094)
研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2008年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2007年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード緑茶 / カテキン / アディポネクチン
研究概要

本研究の目的は、緑茶に含まれるカテキン摂取が血中アディポネクチン値に与える影響をランダム化比較試験により検討することである。
試験参加者は20〜79歳の男女、既往歴にがん、心筋梗塞、脳血管疾患、腎疾患のない者である。平成18年6月・12月の仙台市健康増進センター減量チャレンジ講座に合わせ、講座参加者及び職員から募集を行い、51名(講座参加者31名、非参加者20名)を特定した。参加者は性(男性、女性)、減量チャレンジ講座(参加、非参加)別に無作為化され、介入群25名、対照群26名に割り付けられた。介入は介入前2週間の緑茶摂取中止を求め、その後、介入群は緑茶カテキン400mg含有飲料500mlを9週間飲用、対照群は緑茶カテキン100mg含有飲料500mlを9週間飲用した。主要効果指標として、血中アディポネクチン値を介入の前後で比較した。
ベースライン時の血中アディポネクチン値は介入群より対照群で、有意ではないが高い値を示した(介入群8.23μg/ml、対照群8.79μg/ml)。9週間の介入後、血中アディポネクチン値は両群ともに有意に上昇したが(介入群1.29μg/ml上昇、対照群1.00μg/ml上昇)、群間における変化の差は有意ではなかった[0.35μg/ml(95% CI ; -1.03, 1.74)]。副次的指標において、体重、BMI、ウエスト周囲径は、介入群・対照群の両群で介入後有意に減少したが、群間における変化の差は有意ではなかった。追加解析として、血中アディポネクチン値について性別、減量チャレンジ講座別に層別化解析を実施した。血中アディポネクチン値は男性、女性ともに、群間における変化の差は有意ではなかった[男性 : 0.52μg/ml(95% Cl ; -1.71, 2.76)、女性 : 0.34μg/ml(95% Cl ; -1.55, 2.22)]。同様に、減量チャレンジ講座参加者、非参加者ともに、群間における変化の差は有意ではなかった[参加者 : 0.15 μg/ml(95% Cl ; -1.54, 1.85)、非参加者 : 1.49μg/ml(95% Cl ; -0.46, 3.43)]。
以上のランダム化比較試験より、緑茶カテキン摂取による血中アディポネクチン値の有意な上昇は示されなかった。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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