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膵島の血糖調節機能の最適化と臨床応用を可能とする新規膵島移植法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 19659176
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 内科学一般(含心身医学)
研究機関京都大学

研究代表者

豊田 健太郎  京都大学, 医学研究科, 助教 (00447971)

研究分担者 興津 輝  京都大学, 医学研究科, 助教 (10378672)
研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2008年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2007年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード膵島移植 / β細胞 / 門脈 / インスリン / 膵島移植、 / β細胞、 / 門脈、 / インスリン、
研究概要

本研究の目的は、門脈周囲への膵島移植が、膵島機能の最適化を招来することによって経門脈的肝臓内膵島移植の欠点を改善させるかどうか、さらに局所への併用療法により移植膵島の生着率を向上させるかどうか明らかにすることである。
方法:STZ誘導糖尿病マウスに、同系マウスドナーより分離した膵島400個を経門脈的に肝臓内(IP群)もしくは門脈周囲(PP群)に移植した。
結果:(1).IP群、PP群ともに随時血糖値は正常化したが、経口糖負荷試験による耐糖能の正常化に必要な期間はPP群においてIP群に比して有意に延長していた。耐糖能正常化後の血中インスリン濃度は、IP群においてPP群に比して有意に上昇していた。(2).マクロ観察において門脈周囲の移植膵島部へ腸間膜動脈分枝の流入を認めた。(3).低血糖誘発できるだけの運動負荷をかけることが困難であった。(4).徐放製剤を用いて細胞保護因子を局所に同時移植した結果、生着率の改善を認めた。なお、徐放性剤については特許申請段階であるため、データの詳細は示すことができない。
意義と重要性:(1)の結果より、IP群で認められる高インスリン血症は新規移植法群(PP群)で改善したが、生着期間は有意に延長しており、生着期間を短縮する必要性が示唆された。(2)の結果から門脈血中へインスリンが分泌されている可能性が示唆された。(3)の結果より、α細胞の機能評価のために新たな低血糖誘発法での評価が必要である。(4)の結果より、併用療法によって生着率の遅延を改善できることが示唆され、現在特許申請作業中である。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Improved glucose metabolism by islet transplant at periportal site than intraportal site2008

    • 著者名/発表者名
      豊田健太郎
    • 学会等名
      第44回ヨーロッパ糖尿病学会
    • 発表場所
      Rome, Italy
    • 年月日
      2008-09-10
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

URL: 

公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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