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非アルコール性脂肪性肝疾患と肝硬変におけるオートファジーの解析とその意義の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19659182
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関大阪大学

研究代表者

竹原 徹郎  大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (70335355)

研究分担者 大川 和良  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (80432540)
巽 智秀  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (20397699)
研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2008年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2007年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードオートファジー / NASH / MCD / マウス / LC3 / 酵素抗体法 / 脂肪肝 / 非アルコール性脂肪性肝炎 / GFP-LC3 / 肝臓 / 代謝疾患 / 自己消化
研究概要

オートファジーは細胞内蛋白質およびオルガネラのバルク分解系であり、飢餓時のアミノ酸不足の解消や、不要な蛋白質の分解など様々な役割を担っていると考えられている。オートファジーと非アルコール性脂肪性肝疾患の関係を検討するために、オートファジーを蛍光顕微鏡で視認できるように作成されたGFP-LC3トランスジェニックマウスを用いて検討を行った。このシステムはオートファジー亢進に際し隔離膜上に形成されるLC3の凝集を点状のドットとして検出するものである。しかし、肝細胞は自家蛍光が強いため、点状の蛍光の定量化は極めて困難であった。そこで、酵素抗体法を用いることにより、より客観的な検出法の開発に成功した。この観察システムを用いることで、24時間絶食させたマウスの肝細胞や心筋細胞でオートファジーの亢進を明瞭にとらえることができた。マウスのNASHモデルを作成するため、メチオニン・コリン欠乏(MCD)食の投与を行った。コントロール食投与マウスに比し、MCD食を2週間投与したマウスの肝細胞で著明なオートファジーの元進を認めた。このオートファジーの亢進は、通常食マウスを投与し、24時間絶食させた場合よりもはるかに強かった。NASHではオートファジーが誘導されることが示され、オートファジーがNASHの病態形成になんらかの意義をもつ可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Adipocytokines and I iver disease.2008

    • 著者名/発表者名
      Kaiada Y, Takehara T, etal.
    • 雑誌名

      J Gastroenterol 43

      ページ: 811-822

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [雑誌論文] Signal transducer and activator of transcription 3 signaling within hepatocytes attenuates systemic inflammatory response and lethality in septic mice.2007

    • 著者名/発表者名
      Sakamori R, Takehara T, et. al.
    • 雑誌名

      Hepatology 46

      ページ: 1564-1573

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Hepatic STAT3 attenuates systemic inflammatory response and lethality in septic mice2007

    • 著者名/発表者名
      Sakamori R, Takehara T, et. al.
    • 学会等名
      58th Annual Meeting of the American Association for the Study of Liver Diseases
    • 発表場所
      Boston(USA)
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.led.osaka-u.ac.jp/pub/gh/data/relations/study_a.html

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

URL: 

公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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