研究課題/領域番号 |
19659184
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
東 健 神戸大学, 医学部, 教授 (60221040)
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研究分担者 |
久津見 弘 神戸大学, 医学部, 准教授 (70420461)
森田 圭紀 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (60420460)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2008年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2007年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | MR / 内視鏡 / 胃壁構造 |
研究概要 |
新しい内視鏡機器の開発により、高度先進的な内視鏡検査と治療が可能になり、早期消化器粘膜がんに対し内視鏡的粘膜下層切開剥離術など、低侵襲性の新しい治療手技が我が国で開発されてきた。しかし、現在の超音波内視鏡や拡大内視鏡などの内視鏡機器を駆使しても、術前の消化器粘膜がんの深達度診断の正診率は約85%であり十分とは言えない。また、高度先進的な内視鏡治療には出血、穿孔などの合併症が約10%に生じ、死亡例も認められる。したがって、より安全で正確な内視鏡検査・治療のために、新たな内視鏡機器開発が必要である。また、現在、臨床用診断装置として利用されているMRIは、X線CTに比べて高速撮像能力は劣るものの、放射線被爆がない上、近年の高磁場装置の開発に伴い、軟部組織の撮像法としてその地位を確立している。ただ、管腔臓器に対して通常の撮像法では一般に空間分解能が十分でない。一方、他の管腔臓器の断層診断装置として超音波内視鏡が使用されており、放射線被爆が無くリアルタイムで断層像を確認できる利点があるが、病変、ならびにその部位(空気が介在する部位や骨の近傍など)によっては深達度の診断が困難となることが多い。このように、現時点では、有力な低侵襲画像診断装置はその得失があるが、臨床上最も頻用される内視鏡による診断・治療をより確実にする方法として、MRIによる組織内撮像と内視鏡による組織表面撮像を組み合わせたMR内視鏡を開発することが重要である。本年度の研究では、径3.5cmのMRコイルを用い撮像を行い、ブタ切除胃では胃壁構造が超音波内視鏡での4層構造以上に鮮明な層構造が観察できた。さらに、MRコイルを生体ブタに挿入し行った撮像では、胃のみならず食道の壁構造も超音波内視鏡に劣らない鮮明さで観察することが出来た。
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