研究課題/領域番号 |
19659188
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
篠村 恭久 札幌医科大学, 医学部, 教授 (90162619)
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研究分担者 |
山本 博幸 札幌医科大学, 医学部, 講師 (40332910)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2008年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2007年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 消化管間質腫瘍 / GIST / マイクロ RNA / 標的遺伝子 / Gene expression / マイクロRNA / hypermethylation / hypomethylation / LINE-1 |
研究概要 |
Gastrointestinal stromal tumor (GIST)は、消化管間葉系腫瘍のなかで最も頻度の高い腫瘍である。KITやPDGFRA遺伝子変異だけでは、GISTの多様な分子病態を説明する事はできない。近年、マイクロRNA (以下miRNA)の役割が注目されているが、GISTにおけるmiRNA発現異常やその標的遺伝子に関しては全く報告がない。本研究では、GISTにおけるmiRNA発現異常を解析し、その病態を解明することを目的とする。本年度は、胃GISTのmiRNA発現の解析を系統的に行った。BioAnalyzerでRNA qualityをチェック後、470種類のヒトmiRNAプローブを搭載したmicroarrayとハイブリダイゼーションした後、データスキャンを行った。興味深いことに、コントロールに比べGISTでは多くのmiRNA発現が上昇あるいは低下していることを明らかにした。RT-PCRによる発現の確認を行い、臨床データとmiRNA発現の相関を認めた。現在、Gene expression microarray解析を行い、miRNAの標的遺伝子の変動があるか解析中である。本研究によりGISTにおけるmiRNA発現異常の生物学的意義、臨床的意義が明らかになると考えられた。
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