研究課題/領域番号 |
19659225
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
田中 章景 (2008) 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (30378012)
小池 春樹 (2007) 名古屋大学, 医学部附属病院, 医員 (80378174)
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研究分担者 |
祖父江 元 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20148315)
田中 章景 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (30378012)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2008年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2007年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | NIHID / 神経変性疾患 / 連鎖解析 / 核内封入体 |
研究概要 |
我々が既に報告しているNeuronal intranuclear hyaline inclusion disease (NIHIDもしくはNIID:エオジン好性核内封入体病)の二大家系のDNAサンプルを用いて原因遺伝子検索を行った。マイクロサテライトマーカー(ABI PRISM Linkage Mapping Set Version2.5 MD10)、LINKAGEソフトウエアを用いた連鎖解析により、原因遺伝子の存在が予測される染色体上の部位でのLod score 5.01を得た。 次に、この近傍の約20cMの部分について、NEDO(新エネルギー産業技術総合開発機構)から公開されているGDBS (Gene Diversity DataBase System)の情報を検索し、更に細分化して解析可能なマイクロサテライトマーカー6個を選択し、再度、パプロタイプ解析およびLINKMAPソフトウエアを用いた3点連鎖解析を行った。その結果、染色体上の約3.8Mbpといったきわめて狭い領域で、突出したLod score 4.65を示す領域を見いだし、原因遺伝子が存在する領域を絞り込むことに成功した。そして、この領域に存在する21個の遺伝子に関してプライマーを設計し、シークエンス解析により原因遺伝子および変異の同定を進めた。 一方、これらの家系から得られた剖検サンプルを用い、核内封入体の分布、神経細胞脱落の様式、分布を明らかにし、さらに、電子顕微鏡を用いた封入体の解析、免疫染色法を用いた封入体構成成分の解析を行った。また、抽出したタンパク質サンプルを用いた二次元電気泳動および銀染色により、核内封入体構成成分の同定、発現変化を示す蛋白の同定を試みた。
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