研究課題/領域番号 |
19659251
|
研究種目 |
萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー・感染症内科学
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
針谷 正祥 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 寄附講座教授 (20238207)
|
研究分担者 |
宮坂 信之 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (30157622)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2008
|
研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
|
配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2008年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2007年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
|
キーワード | 樹状細胞 / トレランス誘導 / indoleamine 2, 3-dioxygenase / indoleamine 2,3-dioxygenase |
研究概要 |
昨年度の研究結果に基づいて研究計画を修正し、リコンビナントレトロウイルスによりindoleamine2,3-dioxygenase(IDO)を樹状細胞(DC)に強制発現させることとした。IDO発現率を容易に定量できるようにIRESおよびGFPを有するレトロウイルスベクターpMXs-IGを使用し、IDO発現細胞を選択できるようにIRESおよびpuromycin耐性遺伝子を有するレトロウイルスベクターpMXs-IP(東京大学 北村俊雄教授より供与)を用いた。作成したレトロウイルスをJurkat細胞およびDBA1/Jマウスから誘導した未熟DC(iDC)に感染させ、約70%の細胞がGFPを発現することをflow cytometryで確認した。また、抗マウスIDO抗体を用いたwestern blotにより、適切な分子量のIDOが発現されることも確認した。さらにpMXs-IP-IDOをiDCに感染させた後、puromycinを用いてIDO発現細胞を選択する方法も確立したが、選択後の細胞数が平均30%程度に減少する問題点があった。次に、iDCにpMXs-IP-IDO、pMX-IP-GFPを感染させ、purotnycinで選択し、II型コラーゲンをパルス後に、1x10^6をcollagen-induced arthritis(CIA)モデルマウスに腹腔内投与した。投与は初回免疫前日およびその1週間後の2回実施した。pMXs-IP-IDO感染iDC投与マウスはPBS腹腔内投与マウスと同一の関節炎スコアを示したが、II型コラーゲンパルスpMXs-IP-IDO感染iDC投与マウスでは関節炎スコアが約50%抑制された。投与細胞数の検討を含め、今後さらに検討を重ねる予定である。
|