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重症型魚鱗癬の迅速診断法とDNAレベルでの出生前診断新規システムの確立

研究課題

研究課題/領域番号 19659278
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関北海道大学

研究代表者

秋山 真志  北海道大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (60222551)

研究分担者 青柳 哲  北海道大学, 大学病院, 助教 (40374277)
研究期間 (年度) 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワード魚鱗癬 / 出生前診断 / DNA / ABCA12 / トランスグルタミナーゼ1
研究概要

(1)重症型魚鱗癬の病因の迅速診断
1)重症型魚鱗癬患者を集積し、診断フローチャートに基づき、以下の検索を進めた。
2)患者皮膚生検検体から凍結切片を作成、蛍光抗体法を用いて抗ABCA12抗体染色を行った。
3)患者皮膚生検検体から凍結切片を作成、in situトランスグルタミナーゼ1活性を組織中で検出した。
4)患者、症状を認めない患者の両親、同胞等、可能なかぎりの家系内のメンバーにおいてABCA12遺伝子(ABCA12)、トランスグルミナーゼ1遺伝子(TGM1)の遺伝子変異検索を行った。
(2)DNAレベルでの重症型魚鱗癬の出生前診断
1)上記(1)で、病因遺伝子変異を同定した重症型魚鱗癬家系に対して、今後の妊娠に際しての罹患児出生の可能性、出生前診断の可能性、リスクを含めて、遺伝相談を行った。
2)平成19年度において、リスクをもった妊娠例、1例において、妊娠10-11週において、羊水採取を行い、羊水細胞から、胎児genomic DNAを抽出した。
3)上記、2)で得られた胎児genomic DNAについて、ABCA12の変異検索を行った。
(3)研究計画フローチャートに基づく、上記(1)(2)の臨床応用の総括
フローチャートの流れに従い、上記(1)のそれぞれの方法により、北大皮膚科魚鱗癬外来に通院している重症魚鱗癬家系において、病因遺伝子を同定した。その情報に基づき、遺伝相談を施行した。妊娠を希望する両親に、出生前診断についての強い希望があり、遺伝学的に出生前診断に意味があると判断されたケース1例については、上記(2)に記したように、重症型魚鱗癬のDNAレベルの出生前診断を施行した。今回の出生前診断について、その意義、問題点を総括した。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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