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ヒト型マウス皮膚を用いた新規メラノーマモデルの開発とがん幹細胞の同定への応用

研究課題

研究課題/領域番号 19659282
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関金沢大学

研究代表者

西村 栄美  金沢大学, がん研究所, 教授 (70396331)

研究分担者 三浦 美和子  金沢大学, がん研究所, 助教 (00377417)
研究期間 (年度) 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワード幹細胞 / 色素幹細胞 / 老化 / 白髪 / 分化 / 色素細胞 / 毛包 / 加齢
研究概要

メラノーマは色素細胞系譜から発生する悪性腫瘍であるが、そのもととなる色素細胞の幹細胞を同定し、その維持において周囲の微小環境ニッチが色素幹細胞運命の決定に重要であることを示してきた(Nature 2002)。これまでのがん幹細胞研究では腫瘍から取り出したがん細胞やがん細胞株を免疫不全マウスに移植してがん幹細胞性を評価しているが、同種または異種の免疫不全マウスの皮下という、がん病巣内の環境や発生母地からも全く異なる環境へと人為的に移植されて評価している点で、環境依存性という大きなバイアスがかかっている。さらに、既知のメラノーマの動物モデルでは、腫瘍細胞は真皮において増殖し、実際のヒトでみられる表皮内での特徴的な広がりや腫瘍細胞の胞巣形成やメラノーマ細胞の浸潤は認めず、組織学的にはヒトのメラノーマとはほど遠い。そこで、ヒト型の皮膚をもつマウス(:K14-SCF tg)に変異型Rasを色素細胞特異的に発現するtransgeneを導入し、さらに、Ink4aおよびArfがん抑制遺伝子の欠損アレルの導入により、自然発症かつヒトのメラノーマに酷似する像が得られるのかどうか検討中である。Ink4aおよびArfがん抑制遺伝子の代わりにP53の欠損導入にて生後2-3ケ月頃より急速に増大するメラノーマの発生を確認している。また、色素細胞系譜のマーカーにて色素細胞の分布を示すことにも成功した。
(本萌芽研究は、平成19年度の若手研究Sへと移行することになったため、約半年間にて中止となった。)

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) 産業財産権 (2件)

  • [雑誌論文] 色素幹細胞の維持と白髪のメカニズム2007

    • 著者名/発表者名
      西村栄美
    • 雑誌名

      細胞工学 26-5

      ページ: 501-506

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 色素幹細胞の運命と色素性疾患2007

    • 著者名/発表者名
      西村 栄美
    • 学会等名
      第71回日本皮膚科学会東部支部学術大会
    • 発表場所
      ロイトン札幌
    • 年月日
      2007-09-23
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 色素細胞の一生を追って2007

    • 著者名/発表者名
      西村 栄美
    • 学会等名
      第106回日本皮膚科学会総会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      2007-04-20
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [産業財産権] XVII型コラーゲンに関する分化抑制剤2007

    • 発明者名
      西村栄美, 清永宏, ほか4名
    • 権利者名
      金沢大学, 北海道大学
    • 産業財産権番号
      2007-202319
    • 出願年月日
      2007-08-02
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [産業財産権] XVII型コラーゲンに関する脱毛抑制剤及び毛髪の脱色素化抑制剤2007

    • 発明者名
      清水宏, 西村栄美, ほか3名
    • 権利者名
      北海道大学, 金沢大学
    • 産業財産権番号
      2007-218702
    • 出願年月日
      2007-08-24
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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