研究課題/領域番号 |
19659291
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 浜松大学 (2009) 浜松医科大学 (2007-2008) |
研究代表者 |
河合 正好 浜松大学, 保健医療学部, 教授 (30283352)
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研究分担者 |
須田 史朗 浜松医科大学, 子どものこころの発達研究センター, 特任助教 (40432207)
松崎 秀夫 (松崎 秀雄) 大阪大学, 医学系研究科, 特任准教授(常勤) (00334970)
土屋 賢治 浜松医科大学, 子どものこころの発達研究センター, 特任准教授 (20362189)
竹林 淳和 浜松医科大学, 医学部附属病院, 助教 (50397428)
藤田 知加子 浜松医科大学, 子どものこころの発達研究センター, 特任助教 (70300184)
杉原 玄一 浜松医科大学, 子どものこころの発達研究センター, 特任助教 (70402261)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2009年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2008年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 神経性無食欲症 / エイコサペンタエン酸 / 炎症性サイトカイン / 抑うつ評価尺度 / 二重盲検法 / 頭部MRI |
研究概要 |
神経性無食欲症(AN)では極度の低栄養状態、食行動異常(不食、偏食など)、肥満恐怖、身体感覚の異常、抑うつ、強迫症状などが臨床上認められる。最近、AN患者での炎症性サイトカインの分泌亢進が示され、食欲抑制との関連が注目されていることから、炎症性サイトカインの抑制作用を持つエイコサペンタエン酸(EPA)のこれらの症状への効果を検証する。本研究では、EPAまたはプラセボを8名の患者に任意に振り分けて12週間継続投与し、臨床症状評価(体重、Ham-D)、末梢血中のサイトカイン(IL-1β、IL-6、TNFα)の濃度を開始時と終了時に実施した。得られた結果から、EPAの臨床効果を判定し、さらに臨床効果とサイトカイン濃度の変化との関連をみた。結果では、EPAの脂肪酸重量%は、EPA投与群における開始時の平均0.64%であり、終了時には1.54%に増加した。これに対して、EPA非投与群では投与前後EPAの脂肪酸重量(開始時0.47%、終了時0.45%)には変化がなかった。平均体重の変化は、EPA投与群(開始時30.0kg、終了時32.5kg)とEPA非投与群(開始時30.2kg、終了時32.7kg)との間に差はなかった。抑うつ評価尺度(Ham-D)の平均得点についてもEPA投与群(開始時25/52、終了時22/52)とEPA非投与群(開始時27/52、終了時24/52)との間に差はなかった。また、臨床症状とEPAの脂肪酸重量の変化、サイトカイン濃度の変化には相関が見られなかった。
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