研究課題/領域番号 |
19659301
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
高井 良尋 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50107653)
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研究分担者 |
小野 哲也 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00107509)
仲田 栄子 東北大学, 医学部, 助教 (60375201)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2009年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 放射線適応応答 / クリプトマイクロコロニー / 放射線治療 |
研究概要 |
腸管のクリプト細胞のマイクロコロニーアッセイを用いて放射線適応応答の有無を調べた。ICRマウスを用いpriming doseとして0.05Gy、0.5Gy、1.0Gyを用いた。Priming dose投与後、6、12、24時間後にtest doseとして12Gyを照射した。Test dose投与後3.5日目にマウスを屠殺し腸管を採取、パラフィン切片を作成し、空腸全周あたりクリプトマイクロコロニー数をカウントした。0Gyコントロールでは57±6.7(平均値±SD)で、priming doseのみでは、0.05Gy、0.5Gy、1.0Gyそれぞれで、59±2.5、63±2.2、66±5.5で有意差を認めなかった。12Gyのみでは9.8±1.5で有意に減少するが、priming dose 0.5Gyを照射し、12、24時間後に12Gyのtest doseを照射した群のマイクロコロニー数はそれぞれ15±5.4、17±3.0で、増加傾向を認め、また1.0Gy照射後12時間後12Gy照射したで群では23±6.5とクリプト数が有意に増加した(p=0.05)。腸管クリプト細飽で放射線適応応答が存在すると思われる。 なお、priming dose 0.05Gy群ではクリプト数の増加は認めなかった。
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