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低酸素環境に暴露されたヒト膀胱平滑筋細胞に生ずる小胞体ストレス応答機構

研究課題

研究課題/領域番号 19659408
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関新潟大学

研究代表者

小原 健司  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (70313533)

研究期間 (年度) 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2007年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
キーワード小胞体ストレス応答機構 / ヒト膀胱平滑筋細胞
研究概要

この研究は、ヒト膀胱平滑筋細胞を用いて低酸素刺激による小胞体ストレス関連遺伝子の発現を検索することにより、虚血や低酸素による小胞体ストレスへの応答機構とこれによって引き起こされるアポトーシスが疾患の進行にどのように関与しているかを解明することを目的としている。
われわれは、ヒト膀胱平滑筋細胞より調製したprimary cell cultureを用いて酸素吸着、二酸化炭素発生パックによる慢性的な酸素欠乏モデル、ならびにミネラルオイルを用いて急性虚血モデルを作成した。細胞数あるいは増殖活性に関する影響は、^3H-チミジン法、MTT assayにて解析し、XBP1のスプライシングはRT-PCR、 sequencing法を用いて検討した。
酸素欠乏モデルを用いた実験では、低酸素状態に対する小胞体ストレス応答機構として小胞体シャペロン遺伝子の発現に重要な役割を持つXBP1遺伝子のスプライシングが検出された。具体的には、ヒト膀胱平滑筋細胞において低酸素刺激はunspliced XBP-1 mRNAより26塩基のスプライシングを生じさせた。
これと平行して糖鎖の付加阻害を生じさせるツニカマイシン処理や内腔カルシウムの枯渇を生じさせるタプシガルギン処理を行い小胞体ストレスを引き起こし反応を見たがやはり酸素欠乏刺激と同じように、小胞体シャペロン遺伝子の発現に関与するXBP1分子のスプライシング反応を検出した。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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