研究課題/領域番号 |
19659424
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
金山 清二 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (10423914)
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研究分担者 |
小林 浩 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (40178330)
春田 祥治 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (30448766)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2008年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2007年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | E-cell / がん転移 / 卵巣明細胞腺癌 / 癌転移 / シグナル伝達 / 分子標的 |
研究概要 |
細胞シミュレーションとは網羅的な細胞の実験解析から得られる膨大なデータや、これまでに蓄積されてきたデータをもとに、細胞の素過程をコンピュータ内で統合し、広範囲な細胞のプロセスを再現することでこれを解析しようというものである。本研究は汎用細胞シミュレーションソフトE-cellを用い、癌転移を規定あるいは制御する因子を細胞内シグナル伝達系の制御で捕らえるための研究である。我々はこれをSignalome(シグナローム)と名づけた。網羅的細胞内シグナル伝達の生化学的計測技術に基づいた精密細胞内シグナル伝達シミュレーションモデル(E-cellシグナローム)の開発を行う。網羅的細胞内シグナル伝達の生化学的計測技術に基づいた精密細胞内シグナル伝達シミュレーションモデル(E-cellシグナローム)の開発を行った。まず、我々が研究している子宮内膜症の癌化の細胞内シグナル伝達機構を解明した。 卵巣明細胞腺癌の病態を反映する遺伝子として転写因子であるHepatocyte nuclear factor-1beta(HNF-1β)が選択された。この遺伝子下流には糖代謝酵素、解毒酵素、抗アポトーシス経路が存在し、明細胞腺癌の悪性度を規定する因子であることが判明した。
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