研究課題/領域番号 |
19659468
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
形成外科学
|
研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
田邉 裕美 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (90328394)
|
研究分担者 |
大和 雅之 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (40267117)
副島 一孝 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (00246589)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2009
|
研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
|
配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2009年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2008年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
|
キーワード | 創傷被覆材 / 同種培養細胞 / 真空凍結乾燥 / サイトカイン |
研究概要 |
培養表皮細胞および線維芽細胞を創傷被覆材(Aquacel[○!R], ConvaTec社製)に播種し1週間培養を行った後に真空凍結乾燥を施し、真空凍結乾燥同種培養細胞含有創傷被覆材を作成する技術は研究を開始した年度に完成した。その後、表皮細胞と線維芽細胞の含有方法を様々に変化させて創傷被覆材を作成し、凍結保存した場合と真空凍結乾燥した場合での細胞増殖因子の放出能を検討してきた。今年度は更にnを増やしてその細胞増殖因子放出能を検討した。その結果は下記の如くであった。 [Table] bFGFについては線維芽細胞単独の真空凍結乾燥群では凍結保存の100倍程度の放出が得られた。しかし、表皮細胞を予め混合した群ではその放出能は抑制されており、相互に作用しあっていることが示唆された。VEGFは線維芽細胞と表皮細胞を混合することでその放出量が増大することが明らかとなった。 本研究の結果により、真空凍結乾燥処理を施しても十分な細胞増殖因子放出が得られることが明らかとなった。bFGFのみの作用を期待する場合には線維芽細胞単独で、VEGFの効果を期待する場合には線維芽細胞と表皮細胞を混合させて用いた方が良いことも明らかとなった。本研究の成果は創傷外科学会雑誌に原著論文として投稿中である。
|