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バイオインテリジェント化幹細胞を用いた歯周組織移植療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19659548
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 歯周治療系歯学
研究機関大阪大学

研究代表者

山田 聡  大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (40359849)

研究分担者 村上 伸也  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (70239490)
橋川 智子  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (00362682)
研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2008年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード遺伝子導入法 / 歯根膜細胞 / 歯根膜遺伝子 / 脂肪組織由来間葉系幹細胞 / 歯周組織再生遺伝子
研究概要

(1)歯根膜細胞への外来遺伝子導入条件の検討
GFP発現プラスミドベクターをリポフェクション法、エレクトロポレーション法、センダイウイルス法を用いて細胞に遺伝子導入し、各方法における導入効率を比較検討した。ホスト細胞として、マウス歯根膜細胞株MPDL22、ヒト腎由来293細胞、マウス胚性細胞株ECP19を用いた。GFP発現ベクターの導入効率をレーザー蛍光顕微鏡にて観察したところ、293細胞およびECP19細胞には何れの導入方法でもGFP遺伝子を導入することが可能であったが、MPDL22には唯一エレクトロポレーション法のみが有効であった。
(2)歯根膜遺伝子導入による細胞のバイオインテリジェント化誘導
歯根膜遺伝子として、PLAP-1、Periostin、SFRP4、ID1を選定し、各遺伝子発現ベクターを構築した。上記(1)にて決定した条件でMPDL22に遺伝子導入した。各遺伝子導入細胞を硬組織形成誘導培地にて長期に培養し、石灰化マーカーであるアルカリフォスファターゼ活性および石灰化物形成能を測定した。その結果、PLAP-1、SFRP4導入により歯根膜細胞の硬組織形成分化が抑制を受けた。そのメカニズムは、PLAP-1はBMP-2/4、TGF-β等のTGFスパーファミリー分子の機能阻害、SFRP4はWnt分子の機能阻害である可能性が強く示唆された。一方、Periostin遺伝子導入により、歯根膜細胞の石灰化が促進された。ID1導入では歯根膜細胞の分化には影響を認めなかった。以上の結果からPLAP-1、SFRP4、Periostinは歯根膜細胞のバイオインテリジェント化に利用可能な遺伝子であることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 歯根膜特異的Periostinアイソフォームは歯根膜細胞の硬組織形成分化を促進する2008

    • 著者名/発表者名
      田内拓史
    • 学会等名
      日本歯科保存学会
    • 発表場所
      富山国際会議場
    • 年月日
      2008-11-06
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] 歯根膜特異的遺伝子PLAP-1の単離と解析2007

    • 著者名/発表者名
      山田 聡
    • 学会等名
      日本分子生物学会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2007-12-15
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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