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災害地における感染症予防対策の構築

研究課題

研究課題/領域番号 19659569
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 基礎看護学
研究機関順天堂大学

研究代表者

工藤 綾子  順天堂大学, 医療看護学部, 教授 (20258974)

研究分担者 稲冨 惠子 (稲冨 恵子)  順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (10053141)
研究期間 (年度) 2007 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2009年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2008年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード災害 / 集団避難生活 / 感染症マニュアル / 行政対応
研究概要

1. テーマ「災害時における集団避難生活者の感染予防意識と行動」を第14回日本在宅ケア学会学術集会(聖路加看護大学)にて発表した。回答者は117名。男性44.4%、女性55.6%である。
本調査では(1) 集団避難生活者の感染症意識は災害発生時期や集団非難の規模の影響をうけている。(2) 避難期間の長さによって体調の変化、集団避難生活の仕方(清掃範囲・清掃場所)などの清掃意識に影響を与える。(3) 避難生活中の感染症予防行動がとれていない人は30%みられる。感染予防行動は水確保の影響を受けており、医療関係者派遣と同時に、早い時期の水確保が感染症予防と拡大防止につながることが明らかにされた。
2. 全国の県庁・市役所の災害防災課担当者への調査結果:611箇所から回答を得た。災害時に充分対応できるかと感染症の知識の両項目には関係がみられ、知識が不十分な場合には充分な対応ができないと捉えていた。また、災害時に感染症の知識が不十分と答えた人と対策が必要な細菌・ウイルスはなにかわからないと答えた人には有意な関係がみられた。最も注意する感染症は「呼吸器系の感染症」が最も多く264名(43.5%)であった。「消化器系の感染症」138名(22.7%)では、災害時に対応できる人数が21~30人と答えた人の項目に有意な関係がみられた。仕事内容と災害時の対応では、「地域住民の安全対策」担当と災害時の対応が充分な対応ができるともできないとも言えないと答えた人とは有意な関係がみられた。防災担当する人には、感染症に対する知識が求められることがわかった。
3. 今後の課題:行政調査の結果を学会に発表し、1.2の結果をもとにマニュアルを作成する。

報告書

(3件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 災害時における集団避難生活者の感染予防意識と行動2010

    • 著者名/発表者名
      工藤綾子
    • 学会等名
      第14回日本在宅ケア学会学術集会
    • 発表場所
      聖路加看護大学
    • 年月日
      2010-01-24
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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