研究課題/領域番号 |
19659574
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
中澤 貴代 北海道大学, 大学院・保健科学研究院, 講師 (50360954)
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研究分担者 |
高室 典子 札幌市立大学, 看護学部, 講師 (60433132)
山中 正紀 北海道大学, 大学院・保健科学研究院, 教授 (40166757)
良村 貞子 北海道大学, 大学院・保健科学研究院, 教授 (10182817)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2008年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 産褥期 / 腰痛 / 骨盤痛 / アセスメントガイド |
研究概要 |
<研究目的> 産褥期に発生している腰痛に対するケアシステム構築のために、産褥期の雁痛に対するアセスメントガイドを作成することである。 <研究内容> 産褥期の腰痛の主観的評価のための質問紙調査と、客観的評価のためのクリニカルテストを、平成19年度に引き続き実施した。 質問紙の内容は、基本的属性に加え、妊娠・分娩時の基本的情報、腰痛の部位と程度、日常生活動作における腰痛の程度(VAS法)、および希望するケア内容から構成した。一方、客観的評価としては、理学療法士によるクリニカルテストを行った。内容は、一般的な関節の可動性、立位姿勢の評価、疼痛出現のタイプ、圧痛部位の確認、仙腸関節の可動性、腰椎のテストなどを行った。加えて、育児に関連する動作と腰痛との関連性を明らかにするため、腰痛を伴う育児動作を再現し、動画としで撮影した。 現在、平成19年度から20年度にかけで集積した事例を分析中であるが、対象者の多くは、平成19年度時点での結果と同様に、妊娠中から腰痛の自覚があり、多くは腰背部、仙腸関節であった。 日常生活動作では、寝返りや、寝ている姿勢からの起き上がり動作、体を前に曲げる動作において痛みを伴う傾向にあった。一方、育児動作においては、子どもを抱っこして歩く、抱き上げる、オムツ交換をするなど中腰の姿勢で痛みの強い傾向が見られた。さらに、クリニカルテストの結果では、疼痛の出現のタイプは伸展型が多く見られた。 今後、痛みのある部位を中心としたクリニカルテストと、日常生活動作や育児動作のとの関連性をアセスメントすることが必要であることが明らかとなった。
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