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尿中メラトニン代謝産物を指標とした乳児の夜泣きへの看護介入方法

研究課題

研究課題/領域番号 19659575
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関秋田大学

研究代表者

篠原 ひとみ  秋田大学, 医学部, 教授 (80319996)

研究分担者 兒玉 英也  秋田大学, 医学部, 教授 (30195747)
研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2008年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2007年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード乳児 / 夜泣き / 唾液 / メラトニン / 睡眠 / 重症度 / 看護介入 / メラトニン代謝産物
研究概要

乳児の夜泣きへの看護介入方法を探索するために、児の唾液中のメラトニン濃度が睡眠-覚醒リズムの発達の有効な指標となり得るかどうかを明らかにすることを目的に児の唾液中のメラトニン濃度を測定した。そして起床時刻、就寝時刻、最長持続睡眠時間、総睡眠時間、昼寝回数、昼寝時間、保育環境との関係を分析した。対象は生後3-15ヵ月の児(平均7.6±3.2ヵ月)67名(男児36例、女児31例)とその母親である。唾液は母親が1日4回、朝起床時(6時-9時)、昼(11時-13時)、夕方(15時-18時)、夜就寝前(20時-23時)に採取した。67名の唾液中のメラトニン濃度の平均値(SD)は朝起床時40.1(35.3)、昼13.6(21.7)、夕方14.6(24.7)、夜就寝前23.2(28.4)であり、昼や夕に高濃度(10pg/ml)を示す児は生後3-5ヵ月に多く認められた。児の1日の総睡眠時間、最長持続睡眠時間、夜間の覚醒回数、昼寝回数との関係では、昼と夜のメラトニン濃度は昼寝回数と正の相関、昼のメラトニン濃度と最長持続睡眠時間に負の相関、朝のメラトニン濃度と総睡眠時間に負の相関が認められた。また夕と夜のメラトニン濃度は1週間当たりの外気浴日数と負の相関が認められた。生後3-5ヵ月の乳児では昼や夕でもメラトニン濃度が高値を示す例が多く認められたが、月齢と伴にその頻度は減少した。昼のメラトニン濃度が高値の場合昼寝回数が多く、最長持続睡眠時間が短縮する傾向がみられたことから、生後5ヵ月以降、月齢が進んでも日中のメラトニン濃度が高値の場合、睡眠-覚醒リズムの発達の遅れを検討する必要があると考えられる。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 乳児期の夜泣きに関する実態調査-有効な看護介入の基本情報として-2009

    • 著者名/発表者名
      篠原ひとみ、兒玉英也、吉田倫子、成田好美
    • 雑誌名

      母性衛生 49(4)

      ページ: 499-506

    • NAID

      110007029098

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 乳児の夜泣きの重症度と関連する要因の分析2008

    • 著者名/発表者名
      篠原ひとみ、兒玉英也、吉田倫子、成田好美
    • 雑誌名

      秋田大学医学部保健学科紀要 16(2)

      ページ: 9-15

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 乳児期の夜泣きに関する実態調査-有効な看護介入の基本情報として-2008

    • 著者名/発表者名
      篠原ひとみ、兒玉英也、吉田倫子、成田好美
    • 学会等名
      第49回日本母性衛生学会総会・学術集会
    • 発表場所
      千葉県浦安市
    • 年月日
      2008-11-07
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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