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ハイリスク母子を対象とした母子の応答性を高める看護介入の検討

研究課題

研究課題/領域番号 19659594
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関北里大学

研究代表者

香取 洋子  北里大学, 看護学部, 准教授 (90276171)

研究期間 (年度) 2007 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2009年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2008年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード母子関係 / マッサージ / 早産・低出生体重児 / ハイリスク母子 / 唾液中コルチゾール / ストレス / 新生児 / 応答性 / 産褥早期
研究概要

調査予定施設の産科閉鎖のため、施設・実施方法を修正・変更し、前年度生理学的に検討を行ったインファントマッサージを、早産・低出生体重児を出産した育児不安の高いハイリスク母子に対して実施し検討を行った。母親は里帰り出産で実家に帰省し、早産で児を出産した。初回介入時、修正月齢1ヶ月であったが、児があまり眠らないこと、他の子どもと比べて小さいこと、出生時に医師から児の脳への影響の可能性について話がされたこと等、児の成長発達に強い不安を抱いていた。また、出産後外出することがなく、-日中パジャマで過ごしていた。児の発達・発育は修正月例相当であったが、母親は児が長く寝ないことに対し非常に神経質になっていた。全5回の介入のなかで、この時期の子どもの睡眠-覚醒リズムについて伝え、マッサージを通じて子どもの反応に気づくことを中心に介入を進めていった。2回目には、実母からは肉親以外に不安に思っていることを話せたことで、ノイローゼ気味だった娘(母親)が非常に落ち着いたとの感想があった。マッサージ中の母親の様子は、児が泣きに過剰に反応し、なだめも単調な介入方法で効果的ではなかったが、次第に落ち着いて対処できるようになった。また、マッサージを通して母親が児のコミュニケーション能力を確認することができた。子どもなりのペースで成長も認められるようになり、6ヵ月後、母親は一人で育児をする決心をし、自宅へ戻った。
以上のことから、早産・低出生体重児をもち、育児不安の高いハイリスク母子に対して、マッサージの指導を介した、子どもとのスキンシップを促す機会とスキルを提供することおよび、継続的な個別訪問による母親への精神的支援が有効である可能性が示唆された。

報告書

(3件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Effects of an early intervention program in promoting maternal response process toward teh infant in Japan2009

    • 著者名/発表者名
      Katori Y
    • 学会等名
      Joint AAIMH/MARCE Conference 2009
    • 発表場所
      Melbourne
    • 年月日
      2009-10-01
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 多感覚併用介入としてのインファントマッサージの効果2009

    • 著者名/発表者名
      香取洋子
    • 学会等名
      第50回日本母性看護学会学術集会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2009-09-28
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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