中国隋唐時代の俑に関する総合的研究

• 研究課題/領域番号: 19672001
• 研究種目: 若手研究(S)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 美学・美術史
• 研究機関: 財団法人大阪市博物館協会 (2010-2011); (財)大阪市美術振興協会 (2007-2009)
• 研究代表者: 小林 仁 財団法人大阪市博物館協会, 大阪市立東洋陶磁美術館学芸課, 主任学芸員 (00373522)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2008年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
• キーワード: 美術史 / 俑 / 隋 / 唐 / 陶磁史

研究概要

隋唐時代の俑に関して紀年墓を中心とした出土資料の調査、撮影を実施し、豊富なデータを蓄積しながら各時代各地域の俑の特質について考察を行った。それらの資料を基に、美術史的観点から隋唐時代の俑の様式変遷と地域性の解明を行い、従来注目されることの少なかった地域の様相を明らかにするなど多くの成果を得た。さらに、陶磁史的視点から制作技法や製品の流通の問題などを明らかにし、俑研究の新たな可能性を提供することができた。

研究成果

• [雑誌論文] 北斉〓城地区的明器生産及其系譜-以陶俑和低温鉛釉陶為中心 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 雑誌名: 中国古陶瓷研究(中国古陶瓷学会編) 巻: 第16輯 ページ: 505-524
• [雑誌論文] 北斉〓城地区的明器生産及其系譜-以陶俑和低温鉛釉陶為中心 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 雑誌名: 中国古陶瓷研究 巻: 第16輯 ページ: 505-524
• [雑誌論文] 白瓷的誕生-北朝瓷器生産的諸問題與安陽張盛墓出土白瓷俑【中国語】 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 雑誌名: 中国古陶瓷研究(中国古陶瓷学会編) 巻: 第15輯 ページ: 61-78
• [雑誌論文] 白瓷的誕生-北朝瓷器生産的諸問題與安陽張盛墓出土白瓷俑【中国語】 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 雑誌名: 中国古陶瓷研究(中国古陶瓷学会編)(紫禁城出版社) 第15輯 ページ: 61-78
• [雑誌論文] 白瓷的誕生-北朝瓷器生産的諸問題與安陽張盛墓出土白瓷俑 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 雑誌名: 中国古陶瓷学会編『中国古陶瓷研究』 第15輯 ページ: 61-78
• [雑誌論文] 北斉鉛釉器的定位和意義
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 雑誌名: 故宮博物院院刊 巻: (投稿中)
• [学会発表] 隋唐陶俑研究的新視角 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 復旦大学文物與博物館学系学術講座(招待講演)
  • 発表場所: 上海・復旦大学
  • 年月日: 2011-12-14
• [学会発表] 隋唐陶俑研究的新視角 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 復旦大学文物與博物館学系学術講座
  • 発表場所: 上海・復旦大学(招待講演)
  • 年月日: 2011-12-14
• [学会発表] 初唐黄釉加彩俑的特質與意義 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 中国鞏義窯陶瓷学術研討会
  • 発表場所: 北京市
  • 年月日: 2011-06-17
• [学会発表] 初唐黄釉加彩俑的特質與意義 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 中国鞏義窯陶瓷学術研討会
  • 発表場所: 北京・大覚寺
  • 年月日: 2011-06-16
• [学会発表] 浅説北斉釉陶器 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 首届国際磁州窯論壇
  • 発表場所: 河北省磁県
  • 年月日: 2010-10-26
• [学会発表] 浅説北斉釉陶器 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 首届国際磁州窯論壇
  • 発表場所: 中国・磁県
  • 年月日: 2010-10-26
• [学会発表] 北斉〓城地区的明器生産及其系譜-以陶俑和低温鉛釉陶為中心 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 2010年河北邯鄲中国古陶瓷学会年会曁磁州窯学術研討会
  • 発表場所: 河北省邯鄲
  • 年月日: 2010-10-24
• [学会発表] 北斉〓城地区的明器生産及其系譜-以陶俑和低温鉛釉陶為中心 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 2010年河北邯鄲中国古陶瓷学会年会曁磁州窯学術研討会
  • 発表場所: 中国・邯鄲市
  • 年月日: 2010-10-24
• [学会発表] 唐代青瓷俑考-長江中流域の隋唐時代の俑に関する諸問題- (2010)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 東洋陶磁学会研究例会
  • 発表場所: 大阪市立東洋陶磁美術館
  • 年月日: 2010-02-13
• [学会発表] 唐代青瓷俑考-長江中流域の隋唐時代の俑に関する諸問題- (2010)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 東洋陶磁学会(研究例会)
  • 発表場所: 大阪市立東洋陶磁美術館
  • 年月日: 2010-02-13
• [学会発表] 初唐期の俑の特質について-陝西・河南地区を中心に (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 日本中国考古学会2009年度大会
  • 発表場所: 筑波大学
  • 年月日: 2009-11-22
• [学会発表] 初唐期の俑の特質について-陝西・河南地区を中心に (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 日本中国考古学会(2009年度大会)
  • 発表場所: 筑波大学
  • 年月日: 2009-11-22
• [学会発表] 白瓷的誕生-北朝瓷器生産的諸問題與安陽張盛墓出土白瓷俑【中国語】 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 中国古陶瓷学会"中国早期白瓷、白釉彩瓷専題学術研討会"
  • 発表場所: 河南省鄭州
  • 年月日: 2009-10-22
• [学会発表] 白瓷的誕生-北朝瓷器生産的諸問題與安陽張盛墓出土白瓷俑【中国語】 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 中国古陶瓷学会 "中国早期白瓷、白釉彩瓷専題学術研討会
  • 発表場所: 河南省鄭州
  • 年月日: 2009-10-22
• [学会発表] 白瓷的誕生-北朝瓷器生産的諸問題與安陽張盛墓出土白瓷俑【中国語】 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 中国古陶瓷学会("中国早期白瓷、白釉彩瓷専題学術研討会")
  • 発表場所: 中国・河南省鄭州
  • 年月日: 2009-10-22
• [学会発表] 中国の陶俑-その魅力と謎 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 出光美術館第264回水曜講演会(招待講演)
  • 発表場所: 出光美術館
  • 年月日: 2009-08-26
• [学会発表] 中国の陶俑-その魅力と謎 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 出光美術館第264回水曜講演会
  • 発表場所: 出光美術館
  • 年月日: 2009-08-26
• [学会発表] 中国唐時代の俑の制作技法について-陶笵成形を中心に- (2008)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 民族藝術学会第112回研究例会
  • 発表場所: 国立民族学博物館
  • 年月日: 2008-11-01
• [学会発表] 中国唐時代の俑の制作技法について-陶范成形を中心に- (2008)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 民族藝術学会(研究例会)
  • 発表場所: 国立民族学博物館
  • 年月日: 2008-11-01
• [学会発表] 山西省の唐時代の俑について (2008)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 東洋陶磁学会研究例会
  • 発表場所: 大阪市立東洋陶磁美術館
  • 年月日: 2008-06-28
• [学会発表] 山西省の唐時代の俑について (2008)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 学会等名: 東洋陶磁学会(研究例会)
  • 発表場所: 大阪市立東洋陶磁美術館
  • 年月日: 2008-06-28
• [図書] 「唐代刑窯俑生産及流通相関諸問題」『中国刑窯』(北京芸術博物館編) (2012)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 出版者: 中国華僑出版社
• [図書] 「初唐黄釉加彩俑的特質與意義」『中国鞏義窯』(北京芸術博物館編) (2011)
  • 著者名/発表者名: 小林仁
  • 出版者: 中国華僑出版社
• [図書] 中国鞏義窯 (2011)
  • 著者名/発表者名: 北京芸術博物館編
  • 総ページ数: 461
  • 出版者: 華僑出版社
• [図書] 中国〓窯 (2011)
  • 著者名/発表者名: 北京芸術博物館編
  • 総ページ数: 419
  • 出版者: 華僑出版社
• [備考] 講座・レクチャー等(1)小林仁、「河南省鞏義窯研究の最前線-"鞏義窯陶瓷学術検討会"参加報告」、学芸員アフタヌーンレクチャー第22回、2011年6月26日、大阪市立東洋陶磁美術館
• [備考] (2)小林仁、「"中国早期白瓷、白釉彩瓷専題学術研討会"及び"中国紅緑彩瓷器専題学術研討会"参加報告」、東洋陶磁学会第38回総会特別報告「世界の陶磁史研究動向」(中国)、2010年5月15日、東京藝術大学(『東洋陶磁学会会報』第72号、2010年に要旨掲載)
• [備考] (3)小林仁、「中国の白瓷の誕生をめぐって-中国古陶瓷学会"中国早期白瓷,白釉彩瓷専題学術研討会"参加報告」、学芸員アフタヌーンレクチャー第10回、2009年11月7日、大阪市立東洋陶磁美術館
• [備考] (4)小林仁、「中国早期青瓷の諸問題」、研究講座「中国陶磁史研究の最前線II-海外の研究動向紹介」、2009年9月26日、大阪市立東洋陶磁美術館
• [備考] (5)小林仁、「中国隋唐時代の俑について-平成20年度科学研究費補助金(若手研究S)の調査報告-」、学芸員アフタヌーンレクチャー第7回、2009年3月7日、大阪市立東洋陶磁美術館
• [備考] (6)小林仁、「唐代女俑の美」、ミュージアムウィークス大阪2008記念大阪市立東洋陶磁美術館公開講座「中国陶磁の魅力」、2008年10月11日、大阪市立東洋陶磁美術館
• [備考] (7)小林仁、「中国白瓷史話-北朝隋唐を中心に」平成20年度東洋陶磁入門講座「白磁の歴史と新知見」、2008年8月24日、大阪市立東洋陶磁美術館
• [備考] 小林仁「中国の陶俑-その魅力と謎」、出光美術館第264回水曜講演会、2009年8月26日、出光美術館 (講演録は『出光美術館館報』149号、150号をこ掲載)
• [備考] 小林仁「中国隋唐時代の俑について-平成20年度科学研究費補助金 (若手研究S) の調査報告」、学芸員アフタヌーン・レクチャー第7回、2009年3月7日、大阪市立東洋陶磁美術館
• [備考] 小林仁「唐代女俑の美」、ミュージアムウィークス大阪2008記念大阪市立東洋陶磁美術館公開講座「中国陶磁の魅力」、2008年10月11日、大阪市立東洋陶磁美術館など