新規アルコール脱水素酵素による超臨界二酸化炭素中での酸化還元反応の開発

• 研究課題/領域番号: 19685007
• 研究種目: 若手研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 合成化学
• 研究機関: 東京工業大学
• 研究代表者: 松田 知子 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 講師 (10319494)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円); 2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2008年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2007年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
• キーワード: アルコール脱水素酵素 / 超臨界二酸化炭素 / 酸化還元反応 / 酵素反応 / 環境技術 / 化学工学 / 合成化学 / 二酸化炭素排出削減

研究概要

超臨界二酸化炭素中でのGeotrichum candidum由来の新規アルコール脱水素酵素による酸化還元反応の検討を行った。また、本反応に関与する2種類の酵素の単離精製に成功し、諸性質の解明を行った。1種類については、ほぼすべてのDNA配列を決定することができた。さらに、酵素の固定化法の検討を行い、超臨界二酸化炭素存在下での酵素の安定性を大幅に向上させことに成功した。

研究成果

• [雑誌論文] Purification and characterization of acetophenone reductase with excellent enantioselectivity from Geotrichum candidum NBRC 4597 (2010)
  • 著者名/発表者名: Y. Nakata, T. Fukae, R. Kanamori, S. Kanamaru, T. Matsuda
  • 雑誌名: Appl. Microbiol. Biotechnol 86 ページ: 625-631
  • 査読あり
• [雑誌論文] Purification and characterization of acetophenone reductase with excellent enantioselectivity from Geotrichum candidum NBRC 4597 (2010)
  • 著者名/発表者名: Y.Nakata, T.Fukae, R.Kanamori, S.Kanamaru, T.Matsuda
  • 雑誌名: Appl.Microbiol.Biotechnol. 86 ページ: 625-631
  • 査読あり
• [雑誌論文] 超臨界二酸化炭素中での生体触媒反応を利用したグリーンケミストリーGreen Biocatalysis in Supercritical Carbon Dioxide (2009)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 雑誌名: GSCN News Letter, グリーン・サスティナブルケミストリーネットワーク 33
• [雑誌論文] 化学工学年鑑2009 9章超臨界流体9. 4章反応・物質変換 (2009)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 雑誌名: 化学工業 73 ページ: 516-517
• [雑誌論文] 超臨二酸化炭素を利用する酵素反応 (2009)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 雑誌名: 日本化学会生体機能関連化学部会ニ ュースレター 23(4) ページ: 2-5
• [雑誌論文] 超臨界二酸化炭素中での生体触媒反応を利用したグリーンケミストリー Green Biocatalysis in Supercritical Carbon Dioxide (2009)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 雑誌名: GSCN News Letter, グリーン・サスティナブルケミストリー ネットワーク 33
• [雑誌論文] 化学工学年鑑2009 9章 超臨界流体 9.4章 反応・物質変換 (2009)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 雑誌名: 化学工業 73 ページ: 516-517
• [雑誌論文] 超臨二酸化炭素を利用する酵素反応 (2009)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 雑誌名: 日本化学会生体機能関連化学部会ニュースレター 23(4) ページ: 2-5
• [雑誌論文] Asymmetric reduction of ketones by Geotrichum candidum: immobilization and application to reactions using supercritical carbon dioxide (2008)
  • 著者名/発表者名: T. Matsuda
  • 雑誌名: Tetrahedron: Asymmetry 19 ページ: 2272-2275
  • 査読あり
• [雑誌論文] 触媒は酵素!超臨界CO2での有機合成CO2を有効利用するバイオプロセスの開発 (2008)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 雑誌名: 化学 63 ページ: 40-41
• [雑誌論文] Asymmetric reduction of ketones by Geotrichum candidum : immobilization and application to reactions using supercritical carbon dioxide (2008)
  • 著者名/発表者名: T. Matsuda
  • 雑誌名: Tetrahedron : Asymmetry 19 ページ: 2272-2275
  • 査読あり
• [雑誌論文] 触媒は酵素! 超臨界CO_2での有機合成-CO_2を有効利用するバイオプロセスの開発 (2008)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 雑誌名: 化学 63 ページ: 40-41
• [雑誌論文] 超臨界流体中における酵素反応 (2007)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 雑誌名: 化学工学会超臨界部会活動成果集 5 ページ: 171-175
• [雑誌論文] 超臨界二酸化炭素中における酵素反応の新展開 (2007)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 雑誌名: Jasco Report超臨界最新技術 9 ページ: 17-20
  • NAID: 40015613435
• [雑誌論文] 超臨界液体中における酵素反応 (2007)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 雑誌名: 化学工学会 超臨界部会 活動成果集 5 ページ: 171-175
• [学会発表] 超臨界二酸化炭素・水二相系を利用する酵素反応の開発 (2009)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 学会等名: 化学工学会第41回秋季大会
  • 発表場所: 広島大学
  • 年月日: 2009-09-18
• [学会発表] 超臨界二酸化炭素・水二相系を利用する酵素反応の開発 (2009)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 学会等名: 化学工学会 第41回秋季大会
  • 発表場所: 広島大学
  • 年月日: 2009-09-18
• [学会発表] 反応・物質変換:超臨界流体を用いる有機合成 (2009)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 学会等名: 「若手研究者・技術者向けの超臨界流体」講習会
  • 発表場所: 日本大学理工学部(御茶ノ水)1号館
  • 年月日: 2009-03-03
• [学会発表] 反応・物質変換 : 超臨界流体を用いる有機合成 (2009)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 学会等名: 「若手研究者・技術者向けの超臨界流体」講習会
  • 発表場所: 日本大学理工学部(御茶ノ水)1号館
  • 年月日: 2009-03-03
• [学会発表] Geotrichum candidum由来の高選択性を有する酸化還元酵素の単離精製 (2008)
  • 著者名/発表者名: 松田知子, 中田康夫, 深江拓郎
  • 学会等名: 日本化学会第88春季年会
  • 発表場所: 立教大学池袋キャンパス
  • 年月日: 2008-03-28
• [学会発表] Geotrichum candidum 由来の高選択性を有する酸化還元酵素の単離精製 (2008)
  • 著者名/発表者名: 松田知子 中田康夫 深江拓郎
  • 学会等名: 日本化学会第88春季年会
  • 発表場所: 立教大学 池袋キャンパス
  • 年月日: 2008-03-28
• [図書] 医療・診断をめざす先端バイオテクノロジー酵素による光学活性化合物の合成 (2009)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 出版者: 工学図書
• [図書] 医療・診断をめざす先端バイオテクノロジー 酵素による光学活性化合物の合成(分担執筆) (2009)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 出版者: 工学図書
• [図書] 超臨界流体入門 (2008)
  • 著者名/発表者名: 松田知子丸善
  • 出版者: 丸善
• [図書] 超臨界二酸化炭素Fig. 2 Effect of CO2 pressure treatment on immobilized fluorinated ketone reductase stability. circle: free enzyme, square: Toyonite-200AGA, triangle: Toyonite-200AGA-PEI. を利用した生体触媒反応の開発 (2008)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 出版者: シーエムシー出版
• [図書] 超臨界流体入門 (2008)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 出版者: 丸善
• [図書] 超臨界二酸化炭素を利用した生体触媒反応の開発 (2008)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 出版者: シーエムシー出版
• [図書] Elsevier, Future directions in biocatalysis (2007)
  • 著者名/発表者名: Tomoko Matsuda
  • 総ページ数: 352
  • 出版者: Elsevier
• [図書] 超臨界CO2と酵素による有用物質の合成 (2007)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 出版者: エヌ・ティー・エス
• [図書] Future directions in biocatalysis (2007)
  • 著者名/発表者名: Tomoko Matsuda (Editor)
  • 総ページ数: 352
  • 出版者: Elsevier
• [図書] 超臨界C0_2と酵素による有用物質の合成(バイオプロセスハンドブック) (2007)
  • 著者名/発表者名: 松田知子
  • 出版者: エヌ・ティー・エス
• [備考]
  • URL: http://www.matsuda.bio.titech.ac.jp/