研究課題
若手研究(A)
アルツハイマー病は進行性の神経変性疾患であり、認知障害などを引き起こす。その原因の一つとして、アミロイドβ(Aβ)の過剰蓄積による神経細胞死が考えられている。しかしながら、生体内での毒性発現メカニズムは未だ明確でない。そこで、本研究では新たなAβ結合ニトロキシルラジカルを開発し、Aβ凝集塊の検出とその凝集過程の解析を行うことを目的とした。Aβ結合ニトロキシルラジカルは、6-methoxybenzothiazoleanilineから合成した。蛍光とESR解析の結果、合成した化合物は、Aβに結合することがわかった。また、ESRスペクトル変化から、その凝集過程を解析することに成功した。さらに、このAβ認識ニトロキシルラジカルは、抗酸化効果を有することを示した。以上の知見は、新規ニトロキシルラジカルが、Aβを認識し、ESRを用いて凝集過程を評価できる可能性を示した。
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