研究課題
若手研究(A)
光ファイバの先端に極微小シンチレータを取り付けた光ファイバ線量計について、線量計として機能するための基礎理論を確立し、論文として纏めた。Ir-192高線量率密封小線源を用いた前立腺癌の治療において、過線量投与による尿道狭窄を予防する目的として、11例の患者に対して線量測定を行った。尿道内で最も線量が高くなると予想される箇所の線量をモニタリングし、治療計画と概ね一致した線量が投与されていることをリアルタイムで確認することに成功した。また、高エネルギーX線およびγ線での線量測定に対応できるようにするために、分光型光ファイバ線量計を検討し、分光波長の最適化及び実機の製作を行った。さらに、多点同時計測が可能な光ファイバ線量計システムの開発に着手し、最大192ch同時計測が可能なシステムを製作した。
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Physics in Medicine and Biology Vol54
ページ: 2079-2092
Physics in Medicine and Biology 54