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メンタルヘルスに役立つ円形対称図形の生成と活用

研究課題

研究課題/領域番号 19700096
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 メディア情報学・データベース
研究機関和歌山大学

研究代表者

高木 佐恵子  和歌山大, システム工学部, 講師 (60332772)

研究期間 (年度) 2007
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,730千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 630千円)
2008年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード曼荼羅 / 万華鏡 / 塗り絵 / 光トポグラフィ / アートセラピー
研究概要

曼荼羅や万華鏡模様の既存の塗り絵図案を書籍やWWWから収集した.対称性が低い図案を除き,収集した図案から,三角形,四角形,直線分,円形,円弧,その他の曲線分といった基本的な幾何形状を抽出し,その重心位置や大きさを特徴量として,分類を行った.複数の図案の印象について聞き取り調査を行った結果,曼荼羅らしいと感じられる図案には,円弧(円形)と直線分(三角形,四角形)の両方が明確に含まれているものであることがわかった.また,曲線分のみで構成される図案は,曼荼羅というよりも花と感じられるものが多かった.
光トポグラフィ装置を用い,塗り絵作業中の脳の活動状況を測定する予備実験を行った.被験者は塗り絵の経験が多い女性2名,塗り絵をほぼ未経験の男性1名の合計3名であった.装置を着用し,2分の塗り絵と1分の休憩を3回繰り返した.同じ実験を別の日に数回行った.塗り絵の動作の前後で脳の血流量の差が明確であったのは,塗り絵未経験者であり,塗り絵の枠線からはみ出さずに塗るという,過去に経験の少ない動作に対する集中状態が脳の活発な活動として現れたようであった.塗り絵経験者2名の計測データでは,塗り絵中とその前後とで血流の差があまり見られず,全体的に脳の活動は低かった.また,3名の被験者とも,図案による血流状態の明確な差は見られなかった.光トポグラフィ装置を着用して長時間の計測を行うことは被験者への負担が大きいため,図案に対する満足状態や塗り絵の精神的効果については,他の方法で調査する必要があると考えられる.

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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