研究概要 |
体肢を空気圧カフで圧迫することで擬似的な力覚を提示する手法を提案し,実験によってその効果を検証した.本手法は従来の力覚提示法と比べて,軽量な装置で安全に大きな力を提示できる.まず手首を圧迫することで手への力覚を提示できることがわかった.また椅子に座った状態で手を振り,手の振りに同期させて下腿と大腿を圧迫すると,擬似的な歩行感覚を提示できることがわかった.下肢の圧迫は血流改善効果も有するので,椅子に座りながら歩行感覚が得られ,かつ,マッサージ効果が得られる健康器具としての応用可能性を示した.
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