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軸索保護機構解明と神経疾患治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 19700354
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 神経化学・神経薬理学
研究機関国立精神・神経センター

研究代表者

山本 賢  精神神経セ, 研究員 (70450608)

研究期間 (年度) 2007
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
2,370千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード脳・神経疾患 / 神経科学 / 軸索変性
研究概要

神経軸索変性はアルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患を含む多くの神経疾患における神経細胞死の前段階として観察される。従来,これらの神経変性疾患に対して,神経細胞死抑制の観点からの治療的アプローチ研究が行われてきたが,神経変性と軸索変性がそれぞれ独立したプロセスであることから,軸索変性の抑制が治療効果を示す例も報告されている。近年,神経軸索の傷害後変性が著しく遅延する自然発症変異マウスWallerian degeneration slow(Wld^s)マウスが発見され(Lumn,E。R。et al。Eur。J。Neurosci。1,27-33.1989),このマウスを用いた研究から軸索変性の抑制が神経細胞死を含む多くの神経機能の保護に繋がる事が報告されている。そこで本研究では神経軸索保護という観点から,個々の疾患の発症機序とは殆ど無関係に,神経軸索を保護するメカニズムを活性化することによって神経疾患に対する治療効果を得ようとする従来には見られなかった全く独創的な治療法を提案する。この目的を達成するために,Wld^sマウスで軸索保護を担っているタンパク質nicotinamide mononucleotide adenyltransferase1(NMNAT1)を組み込んだアデノ随伴ウイルスベクターを作成した。また,軸索保護機構の細胞内伝達機構を解明するために,培養DRG細胞を用いてマイクロアレイ解析を行い,NAD処理した時に,250以上の遺伝子発現量が上昇すること,500以上の遺伝子発現量が減少することを発見した。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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