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腫瘍細胞の組織間隙から毛細リンパ管への移動様式のリアルタイム解析

研究課題

研究課題/領域番号 19700378
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 医用生体工学・生体材料学
研究機関信州大学

研究代表者

保坂 佳代子  信州大, 医学部, 助教 (30362122)

研究期間 (年度) 2007 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
2,980千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード生体画像 / 癌転移 / 細胞・組織 / リンパ管
研究概要

1.マウスを用いた毛細リンパ管への腫瘍細胞移動のリアルタイム観察モデルの確立
(1)3種類のマウスの背側皮下にDorsal Skinfold Chamber(DSC)を埋め込み,静脈・リンパ管の観察を行い経時的に観察可能な条件を検討した。また免疫組織化学的手法を用い,皮下のリンパ管の走行を検討した。
(2)毛細リンパ管の同定・可視化のためにリンパ管内へ移動するトレーサーとして,経静脈的(尾静脈)にFITCデキストランの投与,経皮的にエバンスブルーや各種サイズのマイクロスペアを用い,投与濃度,投与量,経過観察時間を検討した。
2.腫瘍のリンパ管への移動を促進する因子,抑制する因子の検討
(1)in vitroでの検討に先立ちマウスのリンパ管内皮の培養を行った上でin vitroレベルでリンパ管内皮細胞の生物学的特徴の評価を行うことを検討した。内皮細胞の培養のためマイクロビースにて細胞をソートする方法や酵素処理にて細胞分離を行う方法,またリンパ管を摘出しカニュレーションを行い,内皮細胞を剥離する方法を検討した。マウスリンパ管内皮細胞の培養条件検討のため各種因子を添加し評価した。
(2)ヒトリンパ管内皮細胞を用いリンパ管内皮細胞の一般的生物学的特徴をまず明らかにすることを検討した。発売されているヒト毛細リンパ管内皮細胞と手術患者さんから頂いたセンチネルリンパ節に近い(集合)リンパ管内皮細胞,またリンパ管内皮との比較検討のためHUVEC(ヒト臍帯静脈血管内皮細胞)を用いて検討をおこなった。LYVE-1,Rrox-1,Podpoplanin,VEGFR1,2,3,NOS1,2,COX1,2,HO1,2などの免疫組織化学的な検討,VEGFA,Cに対するVEGFR1,2,3発現に関して検討した。
(3)リンパ側の因子の検討のため,pHの変化,酸素分圧の変化がリンパ管内皮へ与える影響に関して検討した。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Characterization and microarray analysis of genes in human lymphatic endothelial cells from patients with breast cancer2007

    • 著者名/発表者名
      Kawai Y, Minami T, Fujimori M, Hosaka K, Mizuno R, Ikomi F, Kodama T, Ohhashi T.
    • 雑誌名

      Lymphat Res Biol. 5(2)

      ページ: 115-126

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] ヒト骨盤内リンパ管内皮細胞株の樹立および生物学的特徴の検討2007

    • 著者名/発表者名
      保坂佳代子
    • 学会等名
      第31回日本リンパ学会総会
    • 発表場所
      仙台
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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