除神経筋への電気刺激が筋萎縮と神経再生に及ぼす影響-異なる刺激強度による検討-

• 研究課題/領域番号: 19700444
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: リハビリテーション科学・福祉工学
• 研究機関: 神奈川県立保健福祉大学
• 研究代表者: 友利 幸之介 神奈川県立保健福祉大学, リハビリテーション学科・作業療法学専攻, 講師 (90381681)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 3,440千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 240千円); 2008年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2007年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
• キーワード: リハビリテーション / 末梢神経損傷 / 電気刺激 / 筋萎縮 / 神経再生 / 除神経筋 / 興奮収縮連関 / カルシウムチャンネル / 神経筋接合部

研究概要

本研究では,神経損傷後の骨格筋に対する電気刺激が筋萎縮と神経再生に及ぼす影響について,刺激強度によって異なるか否か検討した.強度の電気刺激では,筋萎縮の進行は抑制されるものの,骨格筋の超微細構造は破壊され,また神経終末の再生も抑制される所見が得られた.軽度〜中程度の電気刺激では,筋萎縮はわずかに抑制され,超微細構造および神経終末の再生が促進される所見が得られた.神経損傷後の骨格筋に対する電気刺激は,目的とする機能改善によって刺激強度を選択的に設定する必要があると考えられる.

研究成果

• [雑誌論文] Effect of neuromuscular electrical stimulation of denervated muscle on the mRNA expression of IGFs in rat skeletal muscle and sciatic nerve (2009)
  • 著者名/発表者名: Tomori K, et al
  • 雑誌名: J.Phys.Ther.Sci 21 ; 3(in press)
  • NAID: 10025401972
• [雑誌論文] 末梢神経損傷による麻痺筋の萎縮予防と筋力増強 (2009)
  • 著者名/発表者名: 友利幸之介, 他
  • 雑誌名: 理学療法ジャーナル (in press) ページ: 43-43
• [雑誌論文] 不動がラットヒラメ筋におけるタイプI・IIIコラーゲンmRNAの発現量におよぼす影響 (2009)
  • 著者名/発表者名: 友利幸之介, 他
  • 雑誌名: 日本作業療法研究学会雑誌 12 ; 1 ページ: 11-15
• [雑誌論文] 末梢神経損傷による麻痺筋の萎縮予防と筋力増強 (2009)
  • 著者名/発表者名: 友利幸之介, 他
  • 雑誌名: 理学療法ジャーナル 43巻(印刷中)
• [雑誌論文] 不動がラットヒラメ筋におけるタイプI・IIIコラーゲンmRNAの発現量におよぼす影響 (2009)
  • 著者名/発表者名: 友利幸之介, 他
  • 雑誌名: 日本作業療法研究学会雑誌 12巻 ページ: 11-15
  • 査読あり
• [学会発表] 除神経筋におけるCa^<2+>チャンネルmRNA発現量の経時的変化 (2008)
  • 著者名/発表者名: 友利幸之介, 他
  • 学会等名: 日本体力医学会
  • 発表場所: 別府市
  • 年月日: 2008-09-19
• [学会発表] 除神経筋におけるCa2+チャンネルmRNA発現量の経時的変化 (2008)
  • 著者名/発表者名: 友利幸之介
  • 学会等名: 日本体力医学会
  • 発表場所: 別府市
• [学会発表] 異なる強度の電気刺激が除神経筋における興奮収縮連関の機能回復に及ぼす影響 (2007)
  • 著者名/発表者名: 友利幸之介
  • 学会等名: 日本作業療法学会
  • 発表場所: 鹿児島市
• [学会発表] 末梢神経損傷後の経皮的電気刺激がIGF-1の発現と神経筋接合部の微細構造変化に及ぼす影響 (2007)
  • 著者名/発表者名: 友利幸之介
  • 学会等名: 日本体力医学会
  • 発表場所: 秋田市
• [学会発表] 異なる強度の電気刺激が除神経筋における興奮収縮連関の機能回復に及ぼす影響 (2007)
  • 著者名/発表者名: 友利 幸之介, 他
  • 学会等名: 目本作業療法学会
  • 発表場所: 鹿児島市