研究概要 |
本研究では,高齢者の運動能力に配慮したレジスタンストレーニング手法の確立を支援すべく,トレーニング時の筋活動状況や筋疲労状況を的確に把握し,その情報を定量値として訓練者にフィードバックする"運動機能評価システム"の開発を目的とする.本申請研究において表面筋電図(EMG)と筋音図(MMG)を評価指標として,高齢者の運動機能評価を行った.その結果,筋音図の周波数スペクトルが加齢により低周波化すること,筋疲労過程でMMGがEMGよりも顕著に変化することから,加齢による速筋線維の選択的減少をMMGが反映していると推測した.
|