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運動介入の反応性に関与する遺伝的素因に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19700541
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用健康科学
研究機関山梨大学

研究代表者

安藤 大輔  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助教 (10447708)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード有酸素運動 / レジスタンス運動 / トレーニング / アディポネクチン / 遺伝子多型 / SNP / 無作為化比較試験 / 糖・脂質代謝 / 筋力
研究概要

【目的】日常的な運動により糖・脂質代謝は改善することが知られている。しかし、その効果には個人差があり、遺伝的な要因が運動の効果を左右する要因の一つとして考えられている。本研究では、運動トレーニングによるアディポネクチンレベルやそのオリゴマー組成の変化に対するアディポネクチン遺伝子のG276T多型の影響を検討することを目的とした。
【方法】本研究は、以前に実施した無作為化比較試験の血液サンプルを用い解析を行った。対象者は、血漿グルコース濃度が110-125mg/dl、まだはグリコヘモグロビン(Hb_<Alc>)が5.5-6.4%である者であり、そのうち遺伝子解析を含む研究への参加同意の得られた53名(女性36名、男性17名)とした。運動群(26名)と対照群(27名)に無作為に割り付け、運動群の対象者には、トレーニング施設で週2回の運動を12週間行ってもらった。血清総アディポネクチン濃度、血清HMWアディポネクチン濃度、HMWアディポネクチン比率をメインアウトカムとした。アディポネクチン遺伝子のG276T多型はPCR-RFLP法により同定した。統計解析にはSPSS Statistics 17.0を用いた。
【結果】血清総アディポネクチン濃度、血清HMWアディポネクチン濃度、HMWアディポネクチン比率のベースラインの値は遺伝子型の違いによる有意な差は観察されなかった。運動による血清総アディポネクチンレベルやそのオリゴマー組成の変化に対しアディポネクチン遺伝子のG276T多型の影響は観察されなかった。
【結論】本研究では、アディポネクチン遺伝子のG276T多型は、週2回、12週間の運動トレーニングによる血清総アディポネクチン、HMWアディポネクチンレベルやHMWアディポネクチン比率の変化に影響しないことが明らかとなった。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (5件)

  • [学会発表] 運動トレーニングによるアディポネクチンやそのオリゴマー組成の変化に対するアディポネクチン遺伝子G276T多型の影響2008

    • 著者名/発表者名
      安藤大輔
    • 学会等名
      日本人類遺伝学会第53回大会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(神奈川)
    • 年月日
      2008-09-28
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] 血中高分子量アディポネクチンやアディポネクチンオリゴマー組成に対する運動トレーニングの影響 : 無作為化比較試験2008

    • 著者名/発表者名
      安藤大輔
    • 学会等名
      第63回日本体力医学会大会
    • 発表場所
      別府ビーコンプラザ(大分)
    • 年月日
      2008-09-19
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] Effects of exercise training on circulating adiponectin oligomer compnosition : A randomized controlled trial2008

    • 著者名/発表者名
      Daisuke Ando
    • 学会等名
      41 st Annual SER Meeting
    • 発表場所
      Chicago, IL
    • 年月日
      2008-06-25
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] The influence of adiponectin G276T gene polymorphism on changes in Adiponectin levels or its oligomer composition by exercise training2008

    • 著者名/発表者名
      Daisuke Ando
    • 学会等名
      European Human Genetics Conference 2008
    • 発表場所
      Barcelona, Spain
    • 年月日
      2008-06-01
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] 高血糖者に対する有酸素レジスタンス運動の混合トレーニングが血糖,血清資質に及ぼす影響:無作為化比較試験2008

    • 著者名/発表者名
      安藤大輔
    • 学会等名
      第18回日本疫学会学術総会
    • 発表場所
      学術総合センター・一橋記念講堂(東京)
    • 年月日
      2008-01-26
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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