研究課題/領域番号 |
19700578
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
廣瀬 潤子 滋賀県立大学, 人間文化学部, 助教 (40381917)
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連携研究者 |
成田 宏史 京都女子大学, 家政学部, 教授 (30155999)
柴田 克己 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (40131479)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,610千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 母乳 / 食嗜好 / 評価 / 匂い / 授乳婦 / 乳児 / 嗜好性 / におい識別装置 / FACS / 食傾向 / 食生活 / におい / 人工乳 |
研究概要 |
授乳に影響を与える要素として、母乳の匂いに着目し、母親の食事との関連を検討した。母乳の匂い測定は、単一成分を評価するのではなく、匂い全体をパターン化して評価できる島津におい識別装置FF-2Aを用いた。 母乳と市販人工乳、牛乳との比較では、母乳同士と牛乳同士はそれぞれ個体間やメーカー間での違いは小さかったが、人工乳はメーカーによる差が大きく加工方法や添加物による違いによると考えられる。母乳の匂いと、母親の年齢、乳児の月齢との関連はみられなかった。また母親の食事のエネルギー・主要栄養素量と母乳の匂いの間に一定の傾向が示されることはなかった。しかし、母乳採取の直前の食事内容を普段より脂質を多くした場合には、食事内容に変化のない群に比べ、匂いの質が異なることが観察された。母親の食事内容が大きく変わるときに母乳の匂いが変化し、乳児の吸い付きに影響を与える一因となるかもしれない。
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