研究課題/領域番号 |
19700629
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中原 淳 東京大学, 大学総合教育研究センター, 准教授 (00342618)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | e-ラーニング / 企業人材育成 / 組織学習 / ヒアリング / 真正性 / モバイル / リスニング / 文脈 / 評価 / 学習効果 |
研究概要 |
我が国の携帯電話の普及率は非常に高い。2003年5月現在、携帯電話の10代の保有率は80.3%、20代で96.9%となっている。昨今では、ビジネス携帯電話は、さらなる普及を見ている。このような圧倒的な普及率から、携帯電話は学習のためのツールとしても非常に有望視されている。 本研究では、企業に勤務する社会人が継続的にリスニング学習を進めることのできる「モバイル英語リスニング学習システム」を、実際の企業フィールドにおいて評価することを目的としている。 システムは、学習者の英語利用文脈に即したリスニング・スクリプトを素材とした学習が可能になる、という特徴をもっている。学習者は、自社の将来の事業展開のストーリーなど、自らが英語を利用する可能性の高い文脈においてリスニング学習を行える。 本研究では、モバイル英語リスニング学習システムを、某企業の社員に一定期間利用してもらい、多角的に学習効果を測定する。実証実験は、プレポスト、および、実験群、対照群を仮設した2要因で実施する。 実証実験の結果、プレテスト・ポストテストで測定される学習効果の差に関して、実験群および対照群で、差はなかった。両者ともにプレポスト間に優位な差が認められた。業務における有効性の期待度と,2ヶ月後に実際の業務における有効性については、真正性の高い教材の方が、優位な効果を認められた。
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