研究概要 |
インストラクショナルデザイン(ID)の自動化を指向した教材シェルとは,あらかじめID理論に従った方略をアルゴリズムとして組み込んでおき,知識をデータとして登録することで,効果的な学習および効率的な開発を目指すシステムである.本研究の成果は,日本にほとんど紹介されてこなかったインストラクショナルデザインの自動化(AID)に関する研究のレビューを行い,さらにAIDツール(教材シェル)を2種類開発したことにある.1つは,既存のドリル制御構造(ID理論)を適用したドリルを簡単に開発できるようにしたドリルシェルであり,もう1つは教授トランザクション理論に基づく教材シェルである.成果の詳細は,2本の学術論文と数件の学会発表にまとめているので,そちらを参照してほしい.
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