研究課題/領域番号 |
19710054
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
和田 成一 北里大学, 獣医学部・獣医学科, 講師 (50370490)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,950千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 750千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 放射線 / 細胞死 / 細胞膜 / スフィンゴミエリナーゼ / DNA修復 / 低線量 / 亜鉛元素 / バイスタンダー効果 / スフィンゴメエリナーゼ / 活性酸素 / アポトーシス / イオンビーム / 局所損傷 |
研究概要 |
低線量放射線の細胞応答は高線量域のデータから推察されてきた。しかし、この高線量域から低線量域への外挿データでは説明のつかない現象、放射線超感受性現象が広く知られてきた。この現象のメカニズムはバイスタンダー効果と生物学的機能不全によると考えられているが詳細は明らかにされていない。 本研究では、この現象を誘導する引き金は放射線による細胞膜応答であり、細胞膜応答から細胞外に細胞膜応答分子のスフィンゴミエリナーゼが分泌され、この分子によって細胞はDNA修復不全に陥るため、放射線超感受性が誘導されることを明らかにした。つまり、放射線超感受性現象は細胞膜応答によりバイスタンダー効果と生物学的機能不全が連動していることを明らかにした。
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