日本海の冬季季節風分布の局地性と東北地方における風の流入・通過ルートに関する研究

• 研究課題/領域番号: 19710154
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 自然災害科学
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 島田 照久 東北大学, 大学院理学研究科, 助教 (30374896)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 1,850千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 150千円); 2008年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
• キーワード: 気象災害 / 冬季季節風 / 大気海洋相互作用 / 地形性強風 / 日本海 / 衛星観測 / 対馬暖流 / 海洋フロント

研究概要

高解像度の衛星観測と気象シミュレーションデータを解析し、山形県庄内平野に吹き込む季節風は、ユーラシア大陸の地形の影響を受けつつ、日本海の海洋フロントによって段階的に気団変質を起こしていることを明らかにした。冬季季節風は、冬の日本海の海況や日本列島の気象に決定的に影響し、強い季節風が気象災害の原因となることもあった。本研究で明らかになった日本海における大気海洋陸域相互作用は、日本の冬の気象のさらなる理解に貢献する。

研究成果

• [雑誌論文] Satellite evidence of wintertime atmospheric boundary layer responses to multiple SST fronts in the Japan Sea (2008)
  • 著者名/発表者名: Teruhisa Shimada
  • 雑誌名: Geophysical Research Letters 35
  • 査読あり
• [雑誌論文] Satellite evidence of wintertime atmospheric boundary layer responses to multiple SST fronts in the Japan Sea
  • 著者名/発表者名: Teruhisa Shimada and Hiroshi Kawamura
  • 雑誌名: Geophys. Res. Lett, (L23602, doi:10.1029/2008GL035810) 35
  • 査読あり
• [学会発表] 冬の対馬暖流上での気団変質 (2009)
  • 著者名/発表者名: 島田照久、大東忠保、坪木和久、広瀬直毅、山本勝、 森本昭彦
  • 学会等名: 2009年度日本海洋学会春季大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2009-04-07
• [学会発表] 日本海上の冬季季節風の局地的分布 (2008)
  • 著者名/発表者名: 島田照久、細田皇太郎、川村宏
  • 学会等名: 2008年度日本気象学会春季大会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2008-05-21
• [学会発表] 東北地方に吹き込む冬季季節風の日本海上での変遷過程 (2008)
  • 著者名/発表者名: 島田照久
  • 学会等名: 日本海洋学会
  • 発表場所: 東京海洋大学
  • 年月日: 2008-03-29
• [備考] 島田照久、大東忠保、坪木和久、広瀬直毅、山本勝、 森本昭彦、東北地方に吹き込む冬季季節風の変遷過程、九州大学応用力学研究所共同利用研究「日本海沿岸域における海況モニタリングと波浪計測に関する研究集会」、春日、2008年12月18日