研究課題
若手研究(B)
戦後日本において比較的分厚い層をなしてきた都市自営業層は、近代家族とは異なる独自のジェンダー関係とジェンダー・アイデンティティを保持してきたと考えられている。本研究は、この層が戦後においてどのような政策的誘導を受け、自ら家族関係を変革するような集団的動きを見せてきたのか、また個人主体はどのようにそれを受けとめてきたのかを明らかにすることを課題とした。諸文書資料や聞き取り調査の結果から、自営業層が独自の特徴を持つに至る経緯を仮説的に示すことができた。
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