研究課題
若手研究(B)
本研究は、歌舞伎の小芝居の実態を明治時代全体にわたって正確に把握するための基礎研究である。主な成果として、明治10年代から明治25,6年について、東京の小芝居各座の所在地・座主やその交替などの様相を実証的に明らかにしたという点がある。また明治23年の劇場取締規則改定により、行政から正式に劇場として扱われることになった東京の小芝居が、新規則による改築・移転に困難を伴い、2,3年後には小芝居各座の統廃合が行われた過程が明らかになった。
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国文鶴見 44
ページ: 29-38
40017062280