研究課題/領域番号 |
19720092
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
広瀬 友紀 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (50322095)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,620千円 (直接経費: 3,692千円、間接経費: 927千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 770千円 (直接経費: 592千円、間接経費: 177千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 眼球運動測定 / 視覚世界パラダイム / 韻律情報 / 視覚文脈 / 統語的曖昧性 / 視覚的文脈 / 言語理解 / 言語産出 / 文理解 / 言語処理 / ambiguity / プロソディ / 曖昧文 |
研究概要 |
本課題の主な成果の代表として、視覚世界パラダイムを用いた実験により、情報のコントラストを示す韻律情報(ピッチレンジの拡大)と、構造的プライミングが、「ピンクのリスの手袋」というような日本語の枝分かれ構造曖昧性においてどのような役割を示すかを検討した結果を以下に記す。条件の組み合わせを異にする複数の実験の結果、枝分かれ構造の理解においてはプライミング効果が顕著に表れること、またプロソディの情報が情報コントラストの文脈と一致していないような条件においては、もともと選択されにくい右枝分かれ構造の解釈を促進することが示唆され、韻律情報の機能は、コンテクストや処理の即時性という要因により一義的に決まらないことが示された。このほか、Wh句の領域曖昧性についても産出および知覚実験を行い、上記結論をサポートする結果を得た。
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