研究概要 |
全体として、当初計画した以上の成果を残すことができた。すなわち、1年目から最終年まで、順調に史料の収集を実施し、これまで発表されてきた先行研究のレヴューを実施しながら、一方で史料収集とその分析にも手をのばし、さらに研究論文・著作の執筆も開始することができた。 審査を通過したもののみに限っても、以下のような成果をうみだすことができた。 Takeya Mizuno,"The Federal Government's Decisions in Suppressing the Japanese-Language Press,1941-42,"Journalism History Vol.33,No.1,(Spring 2007):14-23、水野剛也「在米日本語新聞とナショナリズムの相克 日米開戦直後におけるロサンゼルスの日本語紙『羅府新報』を事例として」『メディア史研究』第24号(2008年8月):61~92、水野剛也「在アメリカ日本語新聞と『ララ』シアトルの『北米報知』による日本救済報道1946~1947」『JICA横浜海外移住資料館研究紀要』第3号(2009年3月):15~36、Takeya Mizuno,"Censorship in a Different Name:Press 'Supervision' in Wartime Japanese American Camps 1942-1943,"Journalism&Mass Communication Quarterly Vol.88,No.1(Spring 2011):121-141、水野剛也、『「敵国語」ジャーナリズム 日米開戦とアメリカの日本語新聞』(春風社、2011年1月)。
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