研究課題
若手研究(B)
本研究は,複数の市町村が介護保険財政を一体化した広域運営地域や市町村合併に伴い保険者の地理的範囲が変化した地域について,規模の拡大による財政安定化・事業の効率化の一方で,給付水準と保険料負担の関係において構成(旧)自治体間の不均衡が生じやすいことに着目した。特に規模の大きな広域保険者および全国の合併事例を検証した結果,広域化の妥当性に疑問符が付く事例や合併による負担増の固定化が見られるといった問題点が明らかになった。
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地理学評論 82巻
ページ: 188-211
10028265771
地理学評論 82