英国におけるトラストの博物館設立活動に関する人類学的研究

• 研究課題/領域番号: 19720235
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 文化人類学・民俗学
• 研究機関: 阪南大学
• 研究代表者: 塩路 有子 阪南大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (70351674)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 3,600千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 600千円); 2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
• キーワード: 文化人類学 / 英国 / 自文化表象 / トラスト活動 / 博物館設立 / アーツ・アンド・クラフツ運動 / ソーシャル・ネットワーク / チャリティ / ボランティア / トラスト / 「自文化」表象 / 文化的・民族的アイデンティティ / コッツウォルズ地域 / 文化遺産産業 / 博物館展示

研究概要

本研究では、英国コッツウォルズ地域のコートバーン博物館を調査した。同博物館は英国の手工芸文化を展示し、トラスト員が博物館経営を行い、ボランティアが受付や教育プログラムに携わる。博物館開館までの経緯と関わった人々、トラスト員のソーシャルネットワークによる資金活動や人材発見、開館後のボランティアの活動という「チャリティ」精神にもとづいた活動やネットワークづくりが博物館を介した自文化表現を可能にしていることが明らかになった。

研究成果

• [学会発表] ツーリズムとコミュニティ:『外からのまなざし』を内包する英国カントリーサイド (2007)
  • 著者名/発表者名: 塩路有子
  • 学会等名: 国立民族学博物館共同研究会「ソシアル概念の再検討:ヨーロッパ人類学の問いかけ」
  • 発表場所: 国立民族学博物館(大阪)
  • 年月日: 2007-06-30
• [学会発表] 「ツーリズムとコミュニティ: 『外からのまなざし』を内包する英国カントリーサイド」 (2007)
  • 著者名/発表者名: 塩路 有子
  • 学会等名: 国立民族学博物館 共同研究会「ソシアル概念の再検討:ヨーロッパ人類学の問いかけ」
  • 発表場所: 国立民族学博物館(大阪)
  • 年月日: 2007-06-30
• [学会発表] 博物館における『新神話』-英国ヴィクトリア・アルバート博物館の英国展示をめぐって- (2007)
  • 著者名/発表者名: 塩路有子
  • 学会等名: 国立民族学博物館共同研究会「会社神話の経営人類学」
  • 発表場所: 国立民族学博物館(大阪)
  • 年月日: 2007-06-17
• [図書] 生きている文化遺産と観光:住民によるリビングへリテージの継承(藤木庸介編著) (2010)
  • 著者名/発表者名: 塩路有子
  • 出版者: 学芸出版社
• [図書] ヨーロッパ人類学の視座:ソシアルを問い直す(森明子編著) (2010)
  • 著者名/発表者名: 塩路有子
  • 出版者: 世界思想社
• [図書] 生きている文化遺産と観光:住民によるリビングヘリテージの継承 (2010)
  • 著者名/発表者名: 塩路有子、藤木庸介, 他
  • 出版者: 学芸出版社
• [図書] ヨーロッパ人類学の視座:ソシアルを問い直す (2010)
  • 著者名/発表者名: 塩路有子、森明子, 他
  • 出版者: 世界思想社(刊行予定)