社会保険制度の現代的意義:私保険の役割に関する法的分析を通して

• 研究課題/領域番号: 19730048
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 社会法学
• 研究機関: 九州大学
• 研究代表者: 笠木 映里 九州大学, 大学院・法学研究院, 准教授 (30361455)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 1,480千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 180千円); 2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
• キーワード: 社会保険 / 私保険 / 医療保障 / 医療保険

研究概要

現代の福祉国家において社会保険が果たすべき役割について、諸外国の法制度と比較しながら、社会保険と対置されこれを補完する私保険に関する検討を通して、法的検討・分析を行った。とりわけフランスにおいて、社会保険を補完する私保険が歴史的に重要な位置づけを与えられてきたこと、また、1990年代末以降、社会保障財政の逼迫に伴い、こうした傾向が新たに見直され、様々な法改正を導いていることが明らかになった。

研究成果

• [雑誌論文] 療養費支給の対象 (2008)
  • 著者名/発表者名: 笠木映里
  • 雑誌名: 社会保障判例百選(第四版) ページ: 62-63
• [雑誌論文] 混合診療 (2008)
  • 著者名/発表者名: 笠木映里
  • 雑誌名: 社会保障判例百選(第四版) ページ: 64-65
• [雑誌論文] フランスの医療制度-受診時の患者自己負担と私保険の特殊な役割 (2008)
  • 著者名/発表者名: 笠木映里
  • 雑誌名: クォータリー生活福祉研究 ページ: 1-16
  • NAID: 40016030288
• [雑誌論文] 医療制度 (2007)
  • 著者名/発表者名: 笠木映里
  • 雑誌名: -近年の動向・現状・課題-(特集:フランス社会保障制度の現状と課題)、海外社会保障研究 161号 ページ: 15-25
• [雑誌論文] 公的医療保険の給付範囲-比較法を手がかりとした基礎的考察(四) (2007)
  • 著者名/発表者名: 笠木映里
  • 雑誌名: 法学協会雑誌 124巻4号 ページ: 899-992
• [雑誌論文] 公的医療保険の給付範囲-比較法を手がかりとした基礎的考察(五) (2007)
  • 著者名/発表者名: 笠木映里
  • 雑誌名: 法学協会雑誌 124巻5号 ページ: 1047-1141
• [雑誌論文] 公的医療保険の給付範囲-比較法を手がかりとした基礎的考察(六) (2007)
  • 著者名/発表者名: 笠木映里
  • 雑誌名: 法学協会雑誌 124巻6号 ページ: 1309-1402
• [雑誌論文] 「医療制度-近年の動向・現状・課題」(特集:フランス社会保障制度の現状と課題) (2007)
  • 著者名/発表者名: 笠木映里
  • 雑誌名: 海外社会保障研究 161号 ページ: 15-25
  • NAID: 40015792329
• [図書] 公的医療保険の給付範囲-比較法を手がかりとした基礎的考察 (2008)
  • 著者名/発表者名: 笠木映里
  • 総ページ数: 321
  • 出版者: 有斐閣
• [図書] 『公的医療保険の給付範囲 比較法を手がかりとした基礎的考察』 (2008)
  • 著者名/発表者名: 笠木映里
  • 総ページ数: 321
  • 出版者: 有斐閣