裁判員制度の下における証人尋問の意義と調書の用い方に関する研究

• 研究課題/領域番号: 19730055
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 刑事法学
• 研究機関: 三重大学
• 研究代表者: 伊藤 睦 三重大学, 人文学部, 准教授 (70362332)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 2,880千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 480千円); 2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
• キーワード: 証人審問権 / 伝聞法則

研究概要

対質権、強制手続請求権をめぐる議論の分析と調査から、アメリカにおいては、被害者保護が要求される場面でも、訴追側が一方的に有罪方向に傾いた立証を行うことへの批判的な姿勢が貫かれており、被告人に対して証人尋問手続を手続的に保障し、公判外供述の使用に関しては、被告人側ではなく訴追側に片面的な負担を課すことで、無罪推定のもとでの被告人の権利保障と真実発見の利益とのバランスがとられていることを明らかにし、それに照らして、日本での調書の用い方について提言を行った。

研究成果

• [雑誌論文] 犯行メモの証拠能力 (2010)
  • 著者名/発表者名: 伊藤睦
  • 雑誌名: 法律時報 82巻2号 ページ: 120-123
• [雑誌論文] 被害者供述と対質権 (2010)
  • 著者名/発表者名: 伊藤睦
  • 雑誌名: 法経論叢 27巻2号 ページ: 31-44
  • NAID: 120002277778
• [雑誌論文] 犯行メモの証拠能力(迎賓館事件) (2010)
  • 著者名/発表者名: 伊藤睦
  • 雑誌名: 法律時報 82巻2号 ページ: 120-124
• [雑誌論文] 対質権と強制手続請求権を貫く理念 (2009)
  • 著者名/発表者名: 伊藤睦
  • 雑誌名: 刑法雑誌 48巻3号 ページ: 350-364
• [雑誌論文] 対質権と強制手続請求権を貫く基本理念 (2009)
  • 著者名/発表者名: 伊藤睦
  • 雑誌名: 刑法雑誌 48巻3号 ページ: 350-364
  • NAID: 40007144966
• [雑誌論文] 対質権と強制手続請求権を貫く基本理念 (2009)
  • 著者名/発表者名: 伊藤睦
  • 雑誌名: 刑法雑誌 第48巻3号 ページ: 350-364
  • NAID: 40007144966
• [雑誌論文] 遮蔽措置・ビデオリンク方式による証人尋問と証人審問権 (2007)
  • 著者名/発表者名: 伊藤睦
  • 雑誌名: 法律時報 79巻4号 ページ: 113-116
• [学会発表] 対質権と強制手続請求権を貫く理念 (2008)
  • 著者名/発表者名: 伊藤睦
  • 学会等名: 日本刑法学会第86回大会
  • 発表場所: 神戸国際会議場
  • 年月日: 2008-05-18
• [学会発表] 対質権と強制手続請求権を貫く基本理念 (2008)
  • 著者名/発表者名: 伊藤睦
  • 学会等名: 刑法学会第86回大会
  • 発表場所: 神戸国際会議場
  • 年月日: 2008-05-18
• [学会発表] 証人審問手続に関わる一考察 (2007)
  • 著者名/発表者名: 伊藤 睦
  • 学会等名: 刑事司法研究会
  • 発表場所: アルカディア市ケ谷
  • 年月日: 2007-12-21
• [学会発表] 証人審問手続に関わる一考察 (2007)
  • 著者名/発表者名: 伊藤 睦
  • 学会等名: 刑事弁護研究会
  • 発表場所: 仙台弁護士会館
  • 年月日: 2007-08-22
• [図書] 刑事訴訟法入門(橋本雄太郎編著) (2011)
  • 著者名/発表者名: 伊藤睦、他
  • 出版者: 八千代出版
• [図書] 判例学習・刑事訴訟法(葛野尋之他編著) (2010)
  • 著者名/発表者名: 伊藤睦、他
  • 出版者: 法律文化社
• [図書] 判例学習・刑事訴訟法(葛野尋之・中川孝博・渕野貴生編)(IX 証拠能力(1)の執筆を担当) (2010)
  • 著者名/発表者名: 伊藤睦
  • 出版者: 法律文化社