企業の境界に関する理論と実証分析

• 研究課題/領域番号: 19730138
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 理論経済学
• 研究機関: 立命館大学 (2008-2009); 一橋大学 (2007)
• 研究代表者: 堀 一三 立命館大学, 経済学部, 准教授 (60401668)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 2,160千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 360千円); 2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2008年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
• キーワード: 経済理論 / 契約理論 / 非対称情報 / 組織 / 産業組織論 / ミクロ経済学 / 契約り論

研究概要

企業組織において,ある仕事は,企業内で,他の仕事は企業の外で行われている.何がこの違いを決定付けているのかを,組織の中の情報に注目し,考察を行った.その結果,組織内での効率的な情報の収集・伝達には,適度な私的便益が有用であることが判明した.私的便益の大きさは,組織の大きさに比例していると考えられる.つまり,組織の規模は,大きすぎても小さすぎても効率を下げてしまう,最適な組織の規模が存在すると結論付けることができる.

研究成果

• [雑誌論文] The Role of Private Benefits in Information Acquisition (2008)
  • 著者名/発表者名: Kazumi Hori
  • 雑誌名: Journal of Economic Behavior & Organizaton 68/3-4 ページ: 626-631
  • 査読あり
• [雑誌論文] The Role of Private Benefits in Information Acquisition (2008)
  • 著者名/発表者名: Kazumi Hori
  • 雑誌名: Journal of Economic Behavior and Organization 68 ページ: 626-631
  • 査読あり
• [雑誌論文] The Role of Private Benefits in Information Acquisition (2008)
  • 著者名/発表者名: Kazumi Hori
  • 雑誌名: Journal of Economic Behavior & Organization (in press)
  • 査読あり
• [学会発表] The Role of Private Benefits in Information Acquisition (2007)
  • 著者名/発表者名: Kazumi Hori
  • 学会等名: The Far Eastern Meetings of the Econoetric Society
  • 発表場所: 台湾
  • 年月日: 2007-12-07
• [学会発表] The Role of Private Benefits in Information Acquisition (2007)
  • 著者名/発表者名: 堀一三
  • 学会等名: 日本経済学会秋季大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2007-09-23
• [学会発表] The Role of Private Benefits in Information Acquisition (2007)
  • 著者名/発表者名: 堀 一三
  • 学会等名: 日本経済学会
  • 発表場所: 日本大学
  • 年月日: 2007-09-23
• [学会発表] On Optimal Sequential Screening in Concern of Sequential Investments (2007)
  • 著者名/発表者名: Kazumi Hori
  • 学会等名: Jpan-Taiwan Coference on Contract Theory and Applications
  • 発表場所: 台湾
  • 年月日: 2007-07-11
• [学会発表] The Role of Private Benefits in Information Acquisition (2007)
  • 著者名/発表者名: Kazumi Hori
  • 学会等名: The Far Eastern Meetings of the Econometric Society
  • 発表場所: International Howard Plaza,台北
  • 年月日: 2007-07-11
• [図書] ホールドアップ問題に関する契約の理論及び, その契約法の分析への応用 (2008)
  • 著者名/発表者名: 堀一三
  • 総ページ数: 105
  • 出版者: 三菱経済研究所