研究課題
若手研究(B)
本研究は,中国における国有企業の業績悪化や過剰労働増加の原因を,同企業の経営目的と雇用調整に着目して,実証的に明らかにすることを試みたものである。計量分析の結果,国有企業の業績悪化は,主として,(1)国有企業改革をしたにもかかわらず同企業の雇用調整が迅速化しなかったこと,(2)同企業の経営目的が「利潤の増大」ではなく「従業員の収入増大」を重視する方向へとシフトしたことにあり,これらの要因によって企業内の労働費用が増大し業績の悪化や過剰労働の増加を招いたという結論を得た。
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