研究課題
若手研究(B)
本研究では,各国の特許制度において,技術の開示と権利の付与のバランスが,研究開発活動と技術の普及にどのような影響を与えるかについて,特に先使用権に焦点を当てて理論的に検討した.強い先使用権が存在すると,先行企業は新技術を特許化せずに活用することが容易となり,これは先行企業の技術開発を促進する一方,特許を通じた技術の社会的活用は阻害されることが明らかになった.どちらの効果がより大きいかは市場構造に依存する.
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Prometheus 26
ページ: 39-54
経済研究 58
ページ: 263-283
120003610293