研究概要 |
理論面については,B to C市場についての先行研究を地域活性化の観点からサーベイした。同時にネットショップ運営者からのヒアリング調査を合わせて,ネットショップでの地域ブランド活用可能性を示した。B to C市場において地域ブランドを活用する場合,「既存の地域ブランドをB to C市場で活用」「B to C市場で新規の地域ブランドを構築」「B to C市場でリアル世界と直接的な関係のない「バーチャル地域ブランド」構築」の可能性を示し,地域ブランド戦略構築や傘ブランドの構築に地域のオンラインモールを活用を指摘した。他方,実態調査については,B to Cに対する消費者行動を明らかにするために,地方と都市部の複数の大学で若者層を対象としたアンケート調査を行った。調査から,ネットショップのサイトの閲覧と購買行動との差,実店舗指向が強い消費者行動,商材毎の利用・非利用の実態と要因,ネットショップに対し,異なる地域の若者は異なる利用の理由を持つなどが明らかになった。
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