研究課題/領域番号 |
19730314
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
会計学
|
研究機関 | 愛知淑徳大学 |
研究代表者 |
浅野 敬志 首都大学, 社会科学研究科, 准教授 (30329833)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2009
|
研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 570千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
|
キーワード | 所在地別セグメント情報の質 / 情報の非対称性 / 市場のミスプライシング / 会計基準の意義 / 利益の持続性 / 情報開示戦略 / 多国籍企業の評価 / 資本コスト / 所在別セグメント情報の質 / 会計基準の評価 / 多国籍企業 / セグメント情報 / 企業評価 / 会計情報の有用性 |
研究概要 |
本研究の目的は、わが国の多国籍企業を対象に、利益の持続性とプライシングの関連性、およびその関連性に所在地別セグメント情報の質が及ぼす影響を理論的かつ実証的に明らかにすることにある。分析の結果、(1)市場は国内利益の増減益の持続性を合理的に株価に織り込むのに対し、海外利益の増益の持続性を過小評価すること、(2)所在地別セグメント情報の質が低い企業群では、海外利益の増益の過小評価が観察されたが、質の高い企業群では観察されず、所在地別セグメント情報の質が海外利益の過小評価を緩和させることが明らかになった。これらの結果は、所在地別セグメント情報の質の向上が資本市場の効率的な価格形成に重要な役割を果たすことを示唆する。
|