研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は1959年にRobert O.Blood,Jr.を中心とする研究者グループが、東京の3つの団地住民に対して実施した「都市家族の配偶者選択及び夫婦関係調査」の個票データの再集計作業をとおして、戦後日本における結婚と夫婦関係の変容過程を再検討することにある。分析の結果、かつてブラッドが指摘した配偶者選択方法の違いによる夫婦の関係性の差異は、統計学的には必ずしも有意な差とはいえず、さらに詳細な分析の必要性が示唆された。