研究課題
若手研究(B)
読み書きに困難を抱える児童8 名を対象に,カナ単語,漢字,文章を読む際の注視パタン(眼球運動)を検討した。その結果,カナ単語,文章ともに,読み書き困難児は健常児に比べ注視回数が多く,一回の注視における処理単位が小さいことが示唆された。さらに,写字を目的として漢字を見る場合,健常児が左右の領域を均等に見るのに対し,読み書き障害児の注視領域は左上部に偏っていた。今後,こうした注視領域の違いが漢字の学習困難にどのように繋がるのかをより詳細に検討していく必要がある。
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東京学芸大学紀要 総合教育科学系 59
ページ: 163-169
http://www.u-gakugei.ac.jp/~sekiguti/